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おもらしユキちゃんとは呼ばせない(二)

(一)に戻る

――

「ユウタくん! 学校いこー」

朝、ユウタの家にユキが迎えに来た。
家が隣ということもあり、一緒に学校に通うことになったのだ。

ユキが学校に登校する時はいつも、
ランドセルの他に手提げ袋を持っている。

この袋の中にはユキのスカートと下着とビニール袋が入っていて、
おもらししてしまった時にこの下着にはき替え、
濡れたスカートや下着はビニール袋に包んで持って帰るためだ。

小学校で生徒がおもらししてしまうことは度々起こる。
しかし、ユキに関して言えば、ひどい時には月曜日から金曜日まで
皆勤でおもらししてしまうこともあるため、
学校の担任教師がユキの両親に相談して毎日これを持たせているのだ。

ユキがおもらしするたびに授業を中止させられる教師としては、
おむつを穿かせることもユキの両親に進言したが、
両親はおむつを穿かせることを拒んだ。

ユキの両親はユキのおもらし癖について、
ユキの立場に立って理解を示そうとしなかった。

クラスメイトの前でおもらしして恥ずかしい思いをしても、
それでおもらし癖が治るならば将来的には本人のためになると思っていたのだ。

この、強権的なパターナリズムに加えて、
ユキは今までさんざんクラスメイトにおもらしのことでからかわれてきたこともあり、
自分に自信がなく、何か言いたいことがあっても
なかなか言葉に出せない性格になってしまい、
それが余計におもらしの回数を増やす原因となっていた。

そんなわけで、ユキが通学するときの手提げ袋は
ユキの象徴的なものとなっていた。

ユウタとユキは同じクラスだった。
強いて言うなれば、人口が少ないど田舎であったため、
クラスは一学年一クラスしかなかった。


しかし、サヤコによってユウタもクラスのつまはじき者にされた。
ユウタが学校に通い始めて四日が過ぎた。ユキはその間に二回おもらしした。

一回目は学校の帰りがけ、二回目は学校の行きがけだった。
ユキは尿意を催したもののユウタが傍にいたため、
恥ずかしくて道草で用を足すことができなかった。

二回目にやってしまったときは着替えに家に帰ったたため、
この日は学校を遅刻してしまった。

ユウタは自分がいたせいで、ユキが登下校中におもらししていることに気づいていた。
しかし、ユウタはそれに対してどうしたらいいか分からなかった。

五日目、ユウタがユキと登校していると、
突然ユキがユウタの後ろに隠れて道の茂みに入った。
ユウタはそれに気づいてどうしたのかと思いユキを探した。

「ユキ? どうした?」

ユウタはすぐにユキを見つけた。
ユキはスカートの中から白いパンツを下げ込んで、
今まさに茂みに向かってしゃがみ込もうとしていた。

「きゃっ!?」

ユキの小さなお尻がユウタに丸見えの状態になっていた。
ユウタはそれを見て目を皿にした。

ユキは尿意を我慢できなくなったため、
ユウタに気付かれず茂みに隠れて、ほんの数秒の間に用を足して、
あわよくば何食わぬ顔でやり過ごそうとしていたのだ。

しかし、当然それには無理があった。
二人きりで登校しているなかで、突然茂みに隠れて用を足そうとしても、
気づかれないわけがなかった。

ユウタが来たせいでユキはパンツを下げたまま固まってしまった。
しゃがみ込みながら意識は既におしっこを出そうとしていたため、
今更止められなかった。

「あっ……」

≪しゃあぁぁぁ~~~~≫

中腰のまま、ユキのお尻の下からおしっこが勢いよく、
びやっと噴き出した。

「なんでええ~~~!?」

中腰の中途半端な体勢だったのでおしっこはユキのパンツの上にこぼれ落ちた。
表面張力により、太ももにも道を作り、膝、ふくろはぎを通り、
靴下までおしっこで濡れてしまった。

「わ、わりいっ……!」

ユウタはすぐに後ろを向いた。
ユキのおしっこが地に跳ねてじょぼじょぼと音を出していた。
ユウタはその音を背中で聞いていた。

「うえぇぇん……」

少ししておしっこの音が止まったので、
ユウタは恐る恐る、ユキの方向へ振り向いた。

「えぐっ……ふぇぇぇぇん」

ショックだっまのか、ユキはお尻をまるだしにしたまま、小さく縮こまって泣いていた。
ユウタはそれを見て憐れみを抱くと同時に、
心のどこかでこのユキを可愛らしいと思っていた。

しかし、このままではいつ他の子がこの道を通るか分からないので、
ユウタはユキのランドセルをを拾い上げて

「他の奴が来るから、行こう」と言った、

ユキはめそめそしながら立ち上がり、パンツを引き上げた。

「ぐじゅぐじゅするぅ……」

ユキはまだおしっこがぽたぽたと落ちる
生暖かいパンツを穿いて言った。

「だって仕方ねーべ、ここで着替えるか?」

ユウタはなだめるように言った。

「ううん、いい。 まだ家まで近いから……」


まだ授業が始まるまで時間があったので、
二人は着替えに戻ることにした。
その途中、

「なぁーユキー。俺と一緒の時は気にしなくていいから、そこらへんで小便しちゃえば?」

「え?」

「毎回もらしてたらユキだって大変じゃん?」

ユウタがこの提案をしたのは、ユウタに下心があったわけではなく、
おもらしするよりはマシだろうと思ったからだ。

しかし、ユキが道草でおしっこする場面を想像すると
耳までジンジンと血が巡っていくのが分かった。

小学三年生ともなるとさすがに
女の子の体を意識しないわけにはいかなかった。

「ぐすっ……うん……」

ユキは小さくうなづいた。

それから数日が経った。

ユキが登下校中におもらしすることはなくなった。
代わりにユキは突如物陰に隠れておしっこを始める。

そのユキの姿は、ユウタにとって少々異様なものではあったが、
それでも不思議と嫌な気分はしなかった。

むしろ、ユウタはその姿を愛くるしいと思い、
そこに一種の父性的な心地よさすら感じていた。

ユウタはユキがおしっこしているところをあまり見てはいけないと思いながらも、
ついつい目だけ動かして、草むらにつやつやのお尻を露わにしたユキの姿を、
ちらちらと盗み見ることをやめられなかった。

そんなこんなで、ユキは登下校中におもらしはしなくなったももの、
学校ではそうも行かなかった。

ユキのおもらしはかなり突発性の強いもので、
予兆を感じてから十秒ほどで、排尿に至ってしまう。

どんなにトイレが近くにあろうとも、どうやっても間に合わなかったのである。

結局、ユウタが転校してから一ヶ月の間に、ユキは七回も校内でおもらしした。

その度にユキは『おもらしユキちゃんがまたやった』と
クラスメイトに嘲笑されて、惨めな思いをしていた。

ユウタはそんなユキを庇おうとしたが、反発すればするほど盛り上がり、
ユウタまでも、嘲笑の渦の中央にやり込められてしまった。

教室の雰囲気をコントロールしているのはやはりサヤコで、
ユキを嘲笑する流れになる場合は彼女の取り巻きがその尖兵となる。

尖兵たちはまるで子供が親に愛情を求めるかのように
サヤコの気分を忖度して、ご機嫌取りのためにユキを槍玉に上げる。

サヤコは子分が自分の気分を推し量って、行動する様を見て
自分の権威と支配力に酔いしれていた。

ユキただそれだけのために、おもらししてしまうという、
ただ一点の身体上の過失から、教室内のスケープゴートにされていた。

ユウタは自分がつまはじきものにされることについてはさほど関心がなかったが、
足元に水たまりを作るたびにクラスメイトに嘲笑されるユキの姿を見て、
ユウタはどうにかしてやりたいと思っていた。

ユキがおもらししなくなれば、このように
いじめられることもなくなるのではないかと思った。

そこでユウタはある決意をした。

朝、ユキと学校に向かう時、ユウタは周りに人がいないタイミングを見計らい、
自分の決意を実行に移そうとした。
しかし、思い切ることができなかった。

この日も、ユキは教室でおもらしをしてしまった。

帰りがけ、二人は一緒に家に帰っていた。
まだ日は暮れかねていたが空は赤みがさし、
トンボが田んぼのうえをせわしなく飛び回っていた。

ユキは今日もおもらししたことで落ち込んで肩を落としていた。
ユウタはそんなユキの姿をみていてもたってもいられなくなった。

「なあ、ユキ、ちょっとこっちに来て」

ユウタはユキを小道に連れ込み、自分のランドセルの中を漁った。

「ちょっと待ってろな」

「?」

ユキは目をきょとんとさせた。
ユウタはランドセルから白いものを取り出した。

「これ……明日から使ってみたら」

「えっ、これは?」

ユウタがユキに差し出したものは子供用のおむつだった。

「こ、これなら学校でも大丈夫だろ?」

ユウタは流石に恥ずかしくなって、ユキの顔を見ることができなかった。
ただ、おむつを差し出す手だけはユキの方へ向いていた。

ユキはユウタのランドセルから
あまりに意外なものが出てきたせいで驚きを隠せなかった。

「本当は朝に渡したかったんだけど……」

「……どうして、おむつ持ってるの?」

ユキはこの疑問を投げ込まずにはいられなかった。
ユウタはごくりと唾を飲んでユキに告白した。

「だっ、誰にも言うなよ。 
 じ、実は俺……まだおねしょするから。……それで」

ユウタがこれを同級生に言ったのはユキが初めてである。

「おむつ……して寝てるの?」

そう訊いたユキの声は震えていた。

「しっ、仕方ないだろ? 勝手に出ちゃうんだから……。 絶対にいうなよ?」

決めの悪い様子で、恥ずかしそうにユキから視線をそらすユウタ。
反対にユキは目を開いてユウタをまっすぐに見つめた。

ユキは胸からこみあげてくる感情をいくら抑え込もうとしても抑えきれなかった。

「ユウタくん!!」

とうとう感情が溢れて、ユキはユウタに抱き着いた。

「お、おい」

戸惑うユウタのことなどお構いなしに、
ユキはユウタをぎゅうっと抱きしめて、大声をあげて泣いた。

ユキは今まで自分がおもらししてしまうという悩みを、
誰とも共有できないでいた。
誰も自分のつらさを分かってくれる人間はいないと思っていた。

ユウタでさえ、自分に優しくしてくれるのはユウタの人柄によるもので、
自分の悩みは解り得ないと思っていたのだ。

しかし、そうではなかった。
ユウタは自分の悩みを本当に理解ることができる
ただ一人の真の理解者だったのである。

この日、二人は手をつなぎいで帰った。
ユキにとってユウタはかけがえのない存在となった。

それからというもの、ユウタは毎日ランドセルにおむつを入れて
通学の途中でそれをユキに渡し、

ユキはおむつを受け取ると、行きがけにある林の入り口に、
一日に四本しか通らない木造の屋根付きのバス停で、
誰にも見つからないよう、こっそりとおむつに穿き替えて登校するようになった。

似たような悩みを持つ二人の関係は、
友情を超えたなんとも不思議で親密なものになっていった。

ユウタが毎日おむつをくれるおかげでユキはおもらしをしても、
教室の床を汚してしまうようなことはなくなった。

日常生活においても、おむつを穿いていることは意外にばれなかった。
体育のある日はおむつの上にパンツを穿いて、
その上からブルマーを穿いた。ブルマーはちょうちんブルマーであったため、
おむつの膨らみも意外に目立たなかった。

ただ唯一、ユキがおむつを穿いていることを知っているユウタは、
その微妙な違いに気づいていた。

特にユキがすでにおもらししていた場合、
ユウタにはそれがはっきりと分かった。

準備体操などで背伸びしたときなどは、おむつがブルマーで持ち上げられて、
おむつの膨らみがお尻にぴったりと、かたどられるのである。
ユウタはそれが気になって仕方がなかった。

体育の授業以外でも、ユキが体を動かすたびに
ユウタの視線は自然とユキのお尻に視線が向かった。

何食わぬ顔で生活しているユキ。
しかし、その実はスカートの中あるものはおむつであるということを
それを知っているのは自分だけであるという優越感と、
秘密の共有感がユウタはとってたまらない刺激になった。

そして、ユキのお尻の膨らみを見るたびに、
恥ずかしいようなむずがゆいような感覚に包まれた。
ユウタにはまだそれが何かわからなかったが、
次第にその感覚の虜になっていくのであった。


時が流れ、ユウタとユキは小学四年生になった。

ユキは相変わらず、ユウタからおむつをもらって登校中に穿き替えて登校していた。
ユウタは毎日おむつをユキに渡すため、おむつの減りが早いことを親から不審がられていた。
そのため、出来るだけおねしょの回数が少なくなるよう、
以前にも増して就寝前のトイレと水分コントロールに気をつけた。

結果、ユウタのおねしょ率はかなり少なくなっていた、
ユキは相変わらずおむつを濡らしていたが、その回数も少しずつではあるが減りつつあった。

一方、教室での二人の立場は相変わらずだった。
サヤコを中心とした二人への嫌がらせは苛烈さを増していった。

ある時は靴を隠され、またある時はちょっとした失敗を大事のように取り上げられ、
ユウタとユキはいつもセットでやり玉に挙げられていた。

ある日には黒板には白いチョークで
『おもらしユキちゃん』『女たらし』の愛愛傘が書かれていた。

ユウタはそれを黒板消しで消したあと、床に黒板消しを投げつけて
ユキの手を引いて教室を出た。

二人の居場所はここにはなかった。

代わりに、休み時間などは花壇に植えてある花を世話したり、
校庭のすみっこで二人で談笑することが日課になっていた。
そこには二人だけの世界があった。

――

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小さな女の子のおむつ・おもらしの小説を書いています。
モットーは、ロリ・おしっこ・おもらし・おむつです。

ハンドルネーム:でぃあぱん

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