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姪とおむつと夏休み(最終日)

五日目はこちら


――三十日目

ついに最後の日がやってきた。
母はなんだかんだで一か月近く入院する羽目になった。
姉は母のためにハワイに残った。

かなりの長丁場となったこともあり、
姉は娘を預けた俺に電話越しで感謝しきりだった。

そして今日の夜には、ついに母と姉が帰ってくる。
あれから佑花ちゃんと麗花ちゃんはどうなったかを書こう。

まず、麗花ちゃんについて。
彼女は相変わらず、夜はおねしょしてしまうので、おむつが必要だが、
日中は概ね大丈夫だといっていいだろう。
概ねというのは、やはりたまに失敗してしまうからだ。
この一か月の間で二回ほど失敗した。二回とも公園で遊んでいるときだった。

夢中になって遊んでいるとついつい、
おしっこをギリギリまで我慢してしまうようで
トイレに行かなきゃと思ったときには、我慢限界になっていて、
中腰のまま、たぱたぱと太ももをおしっこで濡らしている。

涙目になっておもらししたことを告げる麗花ちゃんの姿は
俺にとってはたまらなく愛おしい。

本人には何とも悩ましいことであるだろうが、この調子では
小学校でもおもらししてしまうのではないだろうか……。

次に佑花ちゃんだ。
おもらしするようになった佑花ちゃんのために、
俺はトイレトレーニングをするようにした。

こまめにおしっこしなくていいか聞いてあげて、
雰囲気的におしっこをためていることを覚ると、
トイレに連れていき、おしっこが出るまで見張っているのだ。

そして「おトイレにおしっこしようね~、ほら……ち~~~」と言って、
赤ちゃんのようにして、おしっこを促す。
これには佑花ちゃんもかなり恥ずかしがっていたが、
その反面、この赤ちゃん扱いが気に入ったのか、
トイレになると必ず俺を付き添わせるようになった。

結果、このトイレトレーニングの首尾は驚くほど上々だった。
佑花ちゃんのおもらしも、徐々に回復の兆しを見せ始め、
二週間後には完全におもらしもおねしょもしなくなった。

それにしても、トイレトレーニング中の
佑花ちゃんの可愛らしさといったら筆舌に尽くし難いものだった。

「はい、おしっこ……ち~しようね。ち~~~~」

と言って促されると

「んっ……」

と気張るようにして、つやつやのおスジからおしっこの放物線を作る。
この佑花ちゃんの姿は俺にとって一生の宝物になるだろう。
トイレトレーニングを修了してからまだ数日だというのに
今ですら、すでにその姿が恋しくてたまらないほどである。

しかしながら、いつまでも佑花ちゃんを赤ちゃんのままにしておくわけにもいかず、
一人でトイレができるようになってからは、ドアの前までついて行って
あとは一人でやらせるようにした。これでトイレについては、概ねは元通りというわけだ。

ただ、佑花ちゃんにも変化がなかったわけではない。
麗花ちゃんのおねしょやおもらしを叱らなくなったのだ。

一時的にでも自分自身がおむつを必要とする立場になったことが
その理由であるだろうが、麗花ちゃんがおもらししても、強く責めなくなった。
麗花ちゃんの気持ちを理解できたのだろう。
まぁ、図らずとも結果オーライという感じで軟着陸したといったところか。
ただ、それはあくまでトイレのことに関しての話だ。


二人に訪れた変化。それは……。

「ねー、にいに、『お股あそび』して~!」

麗花ちゃんが媚びるように俺にすり寄る。

「またやるの? 昨日もやったじゃない。今日はママたちが帰ってくるんだよ?」

俺はいかにも自分が望んでいないかのように麗花ちゃんを諭す。

「だってー、気持ちいいんだもん~!」

「仕方ないなぁー」

俺は佑花ちゃんの方を横目でチラ見した。
佑花ちゃんは、のぞき見するように、ドアから半分だけひょっこりと顔を出している。

その様子は恥ずかしいやら、甘えたいやら、怒りたいやら、
何とも複雑な感情が入り混じって、今一歩踏み出せないようだった。

今からおこなわれる『お股あそび』が性に関するもので、
いけない行為であるということは彼女なりにわかっているようだった。

「佑花ちゃんもおいでー」

佑花ちゃんは俺に促されることで、すごすごと小走りして、俺の目の前に立った。
その顔は恥ずかしさで溢れていたが、一方でどこか期待が混じっていた。

「ほら、二人とも気持ちよくなっちゃうとおもらししちゃうから、おむつ穿こうね」

俺が二人に子供用の紙おむつを渡すと、二人はいそいそとスカートから
白いパンツを下げて、代わりにおむつをに穿きかえると、
今か今かと言わんばかりに、スカートをまくりあげる。
俺の目前に可愛らしい動物柄がプリントされたおむつが披露される。

佑花ちゃんと麗花ちゃんは、五日目のあの時以来、
お股を刺激してもらうのが癖になっていたのだ。

佑花ちゃんも麗花ちゃんも、お股を他人にいじられることは
いけないことである、という認識はあるようだが、
麗花ちゃんは「にいにだからOK」という軽い認識で、割と抵抗なく要求しているように見える。

反面、佑花ちゃんは、その行為がたとえ身内の俺であっても本当はダメだし、
恥ずかしいんだけど、でも、やりたいといった感じの葛藤が見受けられる。

しかし、この遊びが本当に好きなのは、麗花ちゃんより、むしろ佑花ちゃんの方なのだ。
それは何故かというと、この遊びの意味をある程度理解したうえでの行為であるし、
何より、佑花ちゃんのほうがこの遊びに対して濃密だからだ。

「ふたりともおむつ穿いたかなー?」

麗花ちゃんと佑花ちゃんを両手で抱きかかえて
おむつと太ももの境界線をゆっくりとなぞると、
目をきらきらさせ、顔が紅潮していき、
二人の興奮が徐々に高まっていくのがわかる。

俺はおむつの太ももの口から、小指を入れて、
ギャザーを整えるようにゴムを伸ばす。

そして親指以外の四本も、足口からすべりこませて、
お股のスジに触れないよう、ぎりぎりのところに指を通して、
おへその下のやわらかなふくらみのふもとを撫でる。

すると二人は「ん……」と、
小さく甘えるような吐息を漏らしながら、身体をよじる。

ゆっくりと手前からおしりにかけて全体をなで回すと、
二人の下半身の形成がどのようになっているか分かる。

吸い付くような弾力の小さなお尻をつまんでぷにぷにする。
二人はもう待ちきれないとばかりに、膝をまげて中腰にした。

「ねぇー、はやくグリグリしてぇ……」

そういって麗花ちゃんは、腰を動かしながら自分のお股を俺の指にあてようとする。
麗花ちゃんはまだ恥じらいの概念が未熟なので、遠慮がない。
しかし、ロリコンにとってはそこがまたいいのだ。俗にいう無知シチュというやつだ。

一方、佑花ちゃんは麗花ちゃんに比べ、やはりまだ照れが残っているようで、
麗花ちゃんのようにストレートに求めることはないが、
それでも、しばらくすると、快感を探るように俺の手の甲を自らお股にあてようと、
さりげなく身体を動かしてくる。これが佑花ちゃんのいつものパターンだ。

彼女のしぐさを見ていると、
恥じらいから、快感を得たいという気持ちにゆっくりとバランスが傾いていく様子が
ありありと伺い知れて非常に萌える。

佑花ちゃんの恥じらいが欲望に征服される様子がたまらないのだ。
この時の、佑花ちゃんの恥ずかしいけど止められないといった表情がなんとも趣深い。
この表情にさせることが俺にとって最高の優越感を感じる瞬間だ。

なぜなら、麗花ちゃんにとってこれは、ただ何となく気持ちいい遊びでしかないが、
佑花ちゃんにとっては、ただの遊びなどではなく、背徳を含んだ性的な行為であるからだ。

二人の違いは何か。
佑花ちゃんもまだまだ子供ではあるし、性についての知識などは
麗花ちゃんとさほど変わりはないのだろうけど、
佑花ちゃんの方が二年成長している分、性に関する感覚も成長している。
例えば、俺が二人に裸を見せつけたとしても、麗花ちゃんは何とも思わないだろう。
しかし、佑花ちゃんならきっと顔を赤くして照れるはずだ。

それは佑花ちゃんに男女の肉体の構造の差と、
その意味まで、考えが及んでいるということに他ならないからであろう。

そのうえで、佑花ちゃんがこの背徳的な戯れに興じるということは、
佑花ちゃん自身、禁忌を犯す行為であるということを自認しており、
俺の位置づけは『共犯者』というわけだ。

だからこそ、俺は佑花ちゃんについては安心していたずらすることができた。
佑花ちゃんがこの行為を禁忌と認識しているならば、
絶対に他言することはないと思ったからだ。

自分の腹黒さにはいよいよ呆れるところだが、
俺はもう後戻りできないところまで来ていた。
日が落ちると月が見えるように、俺の良識は隠れ、
劣情が心を支配していたのだ。

それも佑花ちゃんと麗花ちゃんの三人しかいないというこの状況がいけなかった。
この空間の支配権は完全に俺にゆだねられている。

そこに俺を縛り付けるものは何もなかった。
二人から『お股あそび』を求められると、自分に残された良心は簡単に吹き飛び、
あらゆるものが、いたずらの正当化のみにあてられた。
俺は自分の心理状態を理解していたが、欲望を止めることはできなかった。

俺は自嘲的な笑みを浮かべ、おむつを穿いた幼い二人のお股に手を伸ばした。
そして、おむつの上から二人のお股をこするように、指で規則的に刺激し続ける。
すると、二人はだんだんと甘い声を漏らすようになってくる。

「はぁん……、お股がむずむずするぅ~」

「んっんんっ……ふぁぁ……」

すこしずつ二人の快感は醸成されていく。
快感をたぐり寄せるように、俺の手のひらから手首にかけて
細い腰を前後させながら、お股をこすりつけてくる。

「ひうっ……お股じんじんするよぉ……」

麗花ちゃんは身体をよじりながら俺の腕をお股でキュッとしめて、
無理矢理にお股を圧迫しようとする。
この体勢が麗花ちゃんのお気に入りのようだ。
そして、これはイキそうになる合図でもある。

「はぁぁぁ……んはぁん!」

「あっあぁぁぁぁっ……きゃんっ!!」

麗花ちゃんは快感によじれて、今にも跳ね出しそうな甲高い声を上げる。

「どうしたの? 気持ちいいの?」

俺は麗花ちゃんの快感をはやし立てるように尋ねる。

「ん!! うんっ……きもちいい~!」

それを聞いて、共鳴するかのように
佑花ちゃんも腰の前後運動のテンポを上げてくる。

「あんっ……佑花もなんか……なんかきちゃう……!」

佑花ちゃんもようやく乗ってきたようだ。
しかし、最初からアクセル全開の麗花ちゃんは
すでに限界寸前まで達しており、もう快感以外何も見えていない。

「あっ! ひぁっ! おしっこぉ、おしっこでちゃうぅぅぅぅ~! ああっ!!」

一層甲高い声でそう叫ぶと、お股をさらにキュンと閉めて……

<<しゅう……しゅわぁぁぁぁぁぁ~~~……じょぼぼ……>>

麗花ちゃんのおむつから温もりが腕に伝わってくる。
麗花ちゃんはとうとう我慢できなくなって、おむつにおもらししてしまった。

「はあぁぁ~、おしっこでちゃってる……ふぇぇぇ……」

<<ちょろろろおぉぉぉ~~~~……>>

麗花ちゃんのおしっこはかなり勢いよく出ているようで、
吸収が間に合わず、中でおしっこが溜まり、
ちょろちょろと、おむつから水が跳ねるような音が聞こえる。
そして、吸収ポリマーがぐんぐんと膨らんで、おむつの重みが増していく。

「うんうん、おむつしてるから、おもらししても大丈夫だよ。 いいこいいこ」

俺は佑花ちゃんのおまたを刺激するのをやめて、麗花ちゃんを抱き寄せる。
佑花ちゃんはちょっぴり不満げな顔をしたが、俺は麗花ちゃんの頭をなで回した。

「ふぁ~……」

麗花ちゃんは恍惚な表情を浮かべて俺の膝元にくったりと倒れこみ、俺に身体を預けた。

麗花ちゃんのおむつを見るとパンパンに膨れて、おしっこサインが青いラインを作っていた。
よく見ると、おしっこが溜まっている部分がうっすらと黄色くシミになっている。

おおきくなった麗花ちゃんのおむつをもみしだくと
外からでもしっとりとしているのが分かる。
ポリマーがおしっこをすっかり吸収し、ゼリーが入っているような感触が得られる。
麗花ちゃんは快感に酔いしれて、目がとろんとしていて息を切らし、顔は紅潮していた。

大体、麗花ちゃんが先にイっちゃうことが多い。
それは快感に対して先入観がない分、快感を受け入れやすいのかもしれない。
あるいは、それが麗花ちゃんの本来の性質なのかもしれないが……。


その反面、佑花ちゃんは麗花ちゃんに比べてスロースターターである。
しかしながらその分、佑花ちゃんは麗花ちゃんに比べて、かなり濃密だ。
とろとろになっている麗花ちゃんを横に寝かせて、今度は佑花ちゃんのほうに取り掛かる。

佑花ちゃんの股下に腕を通し、ぐりぐりとおむつに押し当てると、
佑花ちゃんは少しでも快感をすくい取るかのように、
懸命に俺の腕にお股をこすりつける。

佑花ちゃんのお股の柔らかさをじっくり堪能したいところだが、
この体勢で長い間身体をあずけられると、俺の腕も流石に疲れてくる。

佑花ちゃん自身もずっと中腰で腰を振っているから、
夏日の室内の気温も相まってかなり疲れてきたようだ。

「佑花ちゃん、こっちでしてごらん」

俺はあぐらをかいて、自分の太ももにこすりつけるように言った。

佑花ちゃんはすぐに俺の太ももにまたがるようにして、
再び腰を前後しながらおむつをこすりつけた。
佑花ちゃんもこの態勢のほうが動きやすいようで、お気に召したようだ。

「んはぁぁぁ~! にいに、きもちいいよ!にいに~!」

「ん~? どこが気持ちいいのかな~?」

「お股が、お股がなんかキュンって……」

「お股ってどこかな~?」

そう言って、佑花ちゃんのおむつに手のひらをあてて
ぐりぐりしながら押し上げる。

「あっ、やあああん!」

こちらからの刺激にびっくりして、佑花ちゃんは腰をひっこめた。
今度は太ももの付け根からおむつの隙間に指を滑り込ませる。
そして、薬指で佑花ちゃんのスジをこねながらなぞっていくと、
膣口の部分で、ぬるっとした愛液が絡まってくる。
こんなに幼いのに、もう愛液が出るんだと感激する。

その愛液を薬指全体に絡めた状態で、
指の第一関節と第二関節の凹凸でクリトリスを刺激すると、
佑花ちゃんの腰がカクンとくだける。

「ふあああ~! だめぇ! そこだめぇ~!」

そして、生まれたての小鹿のようにぶるぶると膝を震わせ、俺にしがみつく。


「佑花ちゃんはえっちだね~」

指で佑花ちゃんのスジを弄びながら責め立てる。

「いやぁん、はぁっ! 佑花、やだっ!えっちじゃないぃ~……」

否定しながらも、佑花ちゃんは腰を落として俺の薬指をさがしていた。

「えっちだよー、にいにの指にお股こすりつけちゃって……」

「いやぁん、違う~……」

「あれ~? じゃあもうやめる?」

俺はおむつに忍ばせていた指をひっこめて、意地悪に言った。

「えっ……?」

思わず目を丸くする佑花ちゃん。

「ほら、物足りない顔した」

「もお~……」

俺は薬指についた佑花ちゃんの愛液を親指でこねて糸を作りにやりとした。
佑花ちゃんは顔を真っ赤にして涙目になっていた。

この数日で分かったことだが、佑花ちゃんは言葉攻めに弱い。
表面上はどこかツンとした素振りを見せようとするが、
その実、この子の本質は紛れもなくMなのだ。

だから俺は、ついつい佑花ちゃんに意地悪したくなってしまう。
本当の佑花ちゃんを見たくなるのだ。
羞恥心に支配されながらよがる佑花ちゃんはどんなにかわいいのだろう。
ああ、もっともっと、佑花ちゃんに羞恥心を与えたい。
俺に一つ、面白い考えが浮かんだ。

「佑花ちゃん、ほら……ちょっと手を貸して」

俺は佑花ちゃんの腕を掴み、俺の股間にその手を押し当てた。
佑花ちゃんはびっくりして股を閉じるようなしぐさを見せた。

「ここにあるの、なんて言うか知ってる?」

「え……」

佑花ちゃんは俺からの突然の問いに、ぼわっと顔を真っ赤にした。
当然、その答えが分かっていたからだ。

佑花ちゃんは横に目を反らして恥じらいながら
小さな声で「おちん…ちん」と答えた。

「ん? 聞こえなかった。 もう一度言って?」

「おち……おちんちん……」

佑花ちゃんは声を震わせて今にも顔から火が出そうな表情で
再度答えた。

「正解~、じゃ、ここは?」

今度は佑花ちゃんのおむつとふとももの隙間に指をいれて、
割れ目をこちょこちょと刺激した。

「ひゃっ!」

佑花ちゃんは身体をびくびくと反応させたあと、
左手の指を唇に当てて、恥じらいながら「お股…」と答えた。

「あーっ、ちがうちがう、ほかにもう一つ言い方があるでしょ?」

「……?」

俺佑花ちゃんは不思議そうに首を傾げた。
どうやら知らないらしい。

「知らないんだ? じゃあ、教えてあげる。これはね、『おまんこ』って言うんだよ」

「おま…んこ?」

佑花ちゃんはこの新しい単語におずおずと復唱した。

「そう、もう一度言ってごらん?」

俺がそう促すと、佑花ちゃんはそれが恥ずかしい単語だと意識し始めたようで、
佑花ちゃんはおむつ越しに股間に両手を当てながら、もじもじして、何も言わなかった。

「どうしたの? 言ってみて?」

「お……おま…」

「聞こえないなぁー」

「う……、お、おまんこ……」

「そう、よく言えたね」

俺は佑花ちゃんの頭をなでなでした。
佑花ちゃんの口から『おまんこ』という卑猥な言葉が発せらるのが、
たまらなく俺の嗜虐心をくすぐった。

佑花ちゃんは恥ずかしがりながらも、おむつに両手を押し当て、
指を立てて、かしかしと擦っていた。
本人はそれに無意識のうちにやってるようだった。
身体の感覚が更なる快感を求めているのだろう。

そんな佑花ちゃんを見て、俺はさらに意地悪してやりたくなった。

「あれ、佑花ちゃん、おまんこに指をあててどうしたの?」

「あっ」

佑花ちゃんははっとなって指から手を離す。
しかし、佑花ちゃんの身体は快感を欲しているようで、
今度は右と左の太ももを互いに擦って媚びるようにもじもじする。

俺はそれを見て、いじわるそうに尋ねる。

「佑花ちゃん、俺にどうしてほしいのかな?」

すると佑花ちゃんはまごまごしながら
「さっきの続き……したい」と言った。

俺はその回答に満足し、さらに質問を重ねた。

「あれ、さっきの続きって何のこと?」

「あの……お股ぐにぐにってするの……」

「お股……じゃなくて、さっき教えたでしょ?」

俺は薄笑いを浮かべて言った。
サディスティックな快感が全身を駆け巡る。

「あっ……お、おまんこ……」

「じゃあ、にいにに頼んでみて? なんていえばいいのかな?」

「佑花の、おまんこを……ぐにぐにして……」

佑花ちゃんは絞り出すように言うが、まだ自制的だ。
こうなったら意地でも佑花ちゃんに『おまんこ』を連呼してもらいたくなった。
幼い唇の羞恥心の防衛線を突破してしまいたくなったのだ。

「もう一度、おっきな声ではっきりと言わないと」

俺は少し声を大きくした。
佑花ちゃんも思わずそれにつられるように、声を大きくする。

「おまんこ、ぐにぐにしてください!」

しかし、まだ足りない。

「もっと大きな声じゃないと出来ないなー」

「佑花の……おまんこ、ぐにぐにしてください!」

「もう一度!」

「佑花のおまんこを、にいにの指で、ぐにぐにしてください!!」

「良し!」

俺は佑花ちゃんに指を見せびらかすようにして、
それを再びおむつの中にゆっくりと滑らせた。

佑花ちゃんのおまんこに指が触れると、
佑花ちゃんは「はぁんっ……!」と待ちわびた快感に思わず声を漏らした
おむつの中は、驚くほどの愛液の量でとろとろになっていた。

「佑花ちゃんのおむつの中、すごい濡れてるよ……おもらししたみたいだ」

「やぁん、佑花、おもらししてないよぉ……?」

「これはね、えっちなことを考えてると自然と出てくるんだよ」

「……もおっ!」

佑花ちゃんは図星をつかれたかのように、恥ずかしそうにうつむいた。

「あはは、ごめんごめん」

今度は佑花ちゃんのおヘソの下にある、おむつのウエスト部分を引っ張っぱり、
佑花ちゃんのつやつやのスジの谷間を確認することにした。
おむつの中を上からのぞき込むと、佑花ちゃんのつるつるの恥丘が見えた。
俺はそれをもっとはっきりと見たくなって、丁度おヘソの下の部分のウエストに
指をかけて強引に引きずりおろした。

佑花ちゃんの縦スジが、おむつの上からのぞき込むまでもなく、
俺の目の前にあらわになる。

おむつの中にこもっていた熱が逃げていくと同時に
佑花ちゃんの愛液の匂いがむわりと鼻腔をつく。
フェロモンが脳みそをかき混ぜてぐにゃぐにゃにされたみたいな感覚になる。

俺は佑花ちゃんの縦スジに顔を近づけ、舌を伸ばした。

「にいにっ!? あっ……!」

≪ぴちゃ……ぴちゃ……≫

佑花ちゃんは驚いて、俺の顔を抑えつけたが、
俺は構わず佑花ちゃんの縦スジを貪りいて佑花ちゃんの愛液を味わう。
何とも説明しがたい味だが、決して不愉快なものではなく、
むしろ禁忌感も相まって、そのまま気が失いそうになるほど興奮する。

≪ちゅぱ……≫

「やぁぁあうん! きたないよぉ! ひゃああん!」

佑花ちゃんは俺を制止しようとするが、構わず続ける。
鼻を恥丘に押し当てるようにして、更に佑花ちゃんの花びらの奥へ舌を伸ばす。
そして、舌でおまんこ全体を刺激する。

≪きゃうん!!≫

佑花ちゃんが子犬のような鳴き声を出したかと思うと
俺の頭を引き離そうとする力が、次第に弱まっていった。

「にいにぃ~……はぁ……はぁ……」

そして、とうとう佑花ちゃんは制止するのをやめて、与えられる感覚に身を委ねた。
そこで今度は、佑花ちゃんのおまんこに吸いつくことにする。

≪ちゅう……ちゅううううううぅぅぅ≫

「ふあぁあああんん!!」

≪ぴちゃ…ちゅぱっ……ちゅううううううぅぅぅ≫

「ああ……ああああぁぁぁぁ……」

佑花ちゃんは壁にもたれるようにしていて、
立っているのもやっとのようだ。
夢中になって、佑花ちゃんのおまんこに吸い付いていると、
佑花ちゃんが、絞り出すように言った。

「にいにぃ~……おしっこ出そう~」

そこで俺は考えた。
このまま舌で刺激しつづけて、おしっこを出してもらう。
きっと佑花ちゃんのおしっこで、全身びしょびしょになるだろう。
これはこれで、最高だ。
佑花ちゃんのおしっこの温もりと、匂いを全身で味わってみたい。
しかし、佑花ちゃんが着ているのは何か? おむつだ。

おむつを着用しておきながら、おむつを濡らさずにおしっこをするなどは、
おむつの存在意義を無視した愚弄でしかない……!
おむつ好きとしての矜持がそれを許さない!

俺は後ろ髪を引かれながらも佑花ちゃんの縦スジから舌を離した。
そして、おむつを元の位置までひっぱりあげて縦スジを隠した。
しかし、これで終わるわけではない。

佑花ちゃんの快感を冷ましてしまう前に、
俺はすぐに彼女のおむつの中に手を入れ、スジの周りを薬指で責めた。

「ふぁ……」

吐息が漏れる出る佑花ちゃん。
指から佑花ちゃんの恥丘のほどよい弾力が伝わる。
さらにそこから下へなぞると、スジの中央部に行き着く。
俺は薬指をスジの谷間に埋めてぐにぐにする。

「ふぁぁぁ~ん!」

哀願するように媚声を上げる佑花ちゃん。
俺が指でぐにぐにする速度を強めると、呼応するかのように
佑花ちゃんの喘ぎ声も強くなっていく。

「ああん! ひゃああん!! あっあっあっ……!」

佑花ちゃんは座っている俺の頭にぎゅっと抱きついた。
もうそろそろ、イってしまいそうだ。
俺の指先が佑花ちゃんの幼いおまんこに容赦なく刺激を加える。

「あっあっあ……わぁぁん! 気持ちいいよぉ……!!」

佑花ちゃんの興奮を高めるように俺も声を強くする。

「どこが気持ちいいの?」

「おまんこ…! おまんこが気持ちいいのぉ~!!」

俺は薄笑いを浮かべて手を止めた。

「ねぇ、佑花ちゃん」

「はぁっ……はぁっ…なぁに?」

再び絶頂をおあずけされた佑花ちゃんは、不思議そうにこちらを見た。

「佑花ちゃんがにいににおまんこ触られると気持ちいみたいに、
 にいにも、佑花ちゃんにおちんちんを触られると気持ちよくなるんだけどなー」

「はぁ……はぁ……、そ、そうなの?」

「うん、だから……」

俺はズボンを脱いで、下半身はパンツ一枚になった。
そして、佑花ちゃんを持ち上げて、股間の盛り上がりの上に乗せた。

横から見ると、佑花ちゃんがでも騎乗位しているかのような体勢になる。
佑花ちゃんのおむつが、俺の股間を押し付ける。

ふと気になって、麗花ちゃんのほうを見たが、
都合よく絶頂による疲労に耐え兼ねて、うつらうつらと眠ろうとしていた。
俺はそれを確認すると、安堵した。

佑花ちゃんは俺の股間の盛り上がりのほうが気になるようで、
自分のおむつの下にある盛りあがりを興味深そうにまじまじと見ていた。
俺は佑花ちゃんに指示を続けた。

「ほら、このまま、さっきみたいに腰振ってみて」

「こう……?」

≪すりすり……≫

佑花ちゃんは俺の股間のうえで、
試すように腰を二回ほどこぐいぐいと前後させた。

佑花ちゃんのおまんこの柔らかさが、愛らしいおむつを通じて
何とも言えない快感を生み出していく。

「そうそう、こうすれば二人とも気持ちいいでしょ?」

俺がそういうと、佑花ちゃんはひらめいたように眉を上げて、目を輝かせた。

「こう? これでいい?」

佑花ちゃんは両手を俺の胸にあずけて、つっぱるようにして
腰を滑らかに前後しはじめた。

「そう! それ! はぁ……最高だ……!」

天国にのぼるような快感に恍惚となる。
それは佑花ちゃんも同じようで、求めるように前後の腰の動きを強めた。

「ああっ……! にいに、にいに、佑花もおまんこ、気持ちいいよおっ!」

佑花ちゃんはより強く、擦りつけるようにおむつを俺の股間に押しあてる。

「んっ!んっ!んっ!んっ!」

腰を前後するタイミングと合わせて、佑花ちゃんのかわいい声が漏れる。

佑花ちゃんの快感の高まりの様子をとらえるのは容易い。
こうやってリズムを刻み始めるのが特徴で、
これが絶頂に向けてスイッチが入った合図だ。

佑花ちゃんは腰の振り方の要領を得たようで、誰に教わるでもなしに、
前後運動だけではなく、次第に上下運動まで加わるようになってきた。

佑花ちゃんが気持ちよくなって、動きが激しくなると、
俺もそれに従って快感の渦に飲み込まれていく。
俺はとうとう、パンツ越しの快感では我慢できなくなった。

「佑花ちゃん……!」

俺は佑花ちゃんの動きを止めさせると、
とうとう、今にも爆発しそうなペニスを、
パンツの合間からボロンと生のままむき出しにして、
そのまま、佑花ちゃんのおむつの股の隙間に近づける。

このまま佑花ちゃんのおまんこを貫いてしまうことだけは、なんとか押しとどまって、
それより前方の、恥丘のほうにペニスを滑り込ませた。
佑花ちゃんのただならぬ量の愛液が潤滑油となって、
ペニスは思いのほか簡単に想定通りのところに収まった。

佑花ちゃんはこれに少々驚いた表情をした。それもそのはずだ。
佑花ちゃんの視点から見れば、自分のおむつの中から
俺の亀頭がひょっこりと顔をのぞかせているのだから。

しかし、佑花ちゃんは、より強い快感を欲する俺の意図を察してくれたようで、
このシチュエーションにも構わず、再び腰を振り始めた。

佑花ちゃんのおまんこが俺のペニスの裏側の半周を包み込むように滑っていく。
ペニスがおむつの中でこすれていくが、
愛液のおかげでおむつの中はぬるぬるになっていて痛くない。むしろそれが気持ちいい。

佑花ちゃんのおまんこの柔らかさ、温もりがダイレクトにペニスに伝わる。
ここまでくると、もうほとんどセックスしているも同然だ。

「ふゃぅ……にいに……」

佑花ちゃんは体制を変え、俺の胸に預けていた両手を
今度は自分のお尻の横側の床にあてて、そのままつっぱるようにして、大股を開けた。
どうやらこの方がおまんこに刺激が伝わりやすいようだ。

俺の視点では、俺のペニスが佑花ちゃんのおむつの中に
生々しく入り込んでいる様がはっきりと見えるようになった。

おむつの中の愛液はおしっこサインまでは届いていないようで、
おしっこサインはまだ黄色の状態を保っていた。

再び、佑花ちゃんは前後上下の運動を始める。
動きやすくなったことで、二人の快感は更に膨れ上がった。

「っん!……気持ちいいよお……」

佑花ちゃんは最初こそ、快感を味わうようにゆっくりと腰を振るが、
次の快感をもとめて、走り出した機関車のように、
どんどん上下運動の速度を上げていく。

「あっ!はっ!あっ!んっ!」

佑花ちゃんが再びリズムを刻み始める。
俺のペニスに自分のおまんこを夢中で擦りつける佑花ちゃん。

幼い女の子が、おむつを穿いたまま純粋に快感を貪りつくそうとする姿に、
俺は竜巻のように猛烈な興奮に飲み込まれていく。

しばらくすると、おまんこを擦りつける佑花ちゃんの動きに
すこしずつ変化が訪れる。

「んっ!んっ!あっ!くぅっん!?」

佑花ちゃんはビクンとなり首をのけぞらせた。
どうやら軽くイってしまったようだ。

しかし、まだそれでは満足できないようで、この快感を逃がすまいと、
すぐに腰を上下させながら、俺のペニスにおまんこを滑らせる。

「んっ!んっ!あっ!あっ!あっ!あっ!」

「んーっ!ふああああ!ひやあああんん!」

快感の波が身体に押し寄せて佑花ちゃんのリズムが乱れ始める。
佑花ちゃんの絶頂は目前まで近づいていた。そしてそれは俺も同じことだった。

「やぁぁぁぁぁ、だめぇぇぇ…おまんこ……おまんこ、きもちいいのぉ!!」

佑花ちゃんが『おまんこ』と発するたびに、彼女のそれから愛液がこぼれる。
佑花ちゃんは自分が恥ずかしい言葉を口にすることに快感を見出していた。
そして俺もまた佑花ちゃんが『おまんこ』というたびに快感が強まっていった。

「佑花ちゃん! にいにも佑花ちゃんのおまんこがすごく気持ちいいよ!」

俺もそろそろ限界だ。
とろとろのおむつのなかで、佑花ちゃんのおまんこがペニスに吸い付いていく。
佑花ちゃんの、この懸命で大胆な腰振りに耐えることなど、到底無理な話だ。

俺が快感を終わらせまいと、なんとか持ちこたえようとするなか、
佑花ちゃんのクリトリスと、俺のペニスがこすれ合い、
佑花ちゃんの快感の波がとうとう最高潮に達した。

「あっ! あっ! あーーーーっ!! にいにっ! おまんこ! おまんこぉ!!!
 もっと、ひゃぅっ!! にいにっ、おまんこ、もうだめぇぇぇぇ~~!!」

「っーーーーーーーーーーーーーー!!!」

≪じょっ……じょばあぁぁぁぁぁぁぁああああ≫

佑花ちゃんはビクビクっと大きく痙攣したあと、おもらしを始めた。
ペニスに温かいものが流れ始める。

「佑花ちゃん! おもらししてるよ!」

「ひゃああああああああん……! やあっ、止まらないよぉ~~~~!」

おむつが佑花ちゃんのおしっこを受け止めたが、
半分くらいはおむつの隙間からペニスを伝って俺の股間に流れ落ちる。
じわじわと広がっていく温もりが、まるで俺までおもらししたような感覚にさせた。

≪じょじょじょじょぉおおおおおおお……≫

「おもらし、いやあ……止まって~~~!!」

佑花ちゃんは相当我慢していたようで、おしっこの勢いはなかなか止まらない。
おむつを限界まで膨らませきっても、まだ途絶えることなく放出され、
おむつからあふれて、更にまして俺の股間に黄色いおしっこがぼたぼたとこぼれる。
むわりと佑花ちゃんのおしっこの匂いが広がっていく。

≪ジョろろおおぉぉ……ぱしゃぱしゃぱしゃ≫

おしっこが流れ出る音が静かな部屋に響き渡る。

「やぁぁぁ……おしっこが、おむつからこぼれてる~……
 にいに、にいに、まだ止まんないよう……」

佑花ちゃんは自分の粗相を気にしつつ、その一方で
まだ快感の余韻を求めて、腰を振るのをやめていなかった。

俺はここにきて、佑花ちゃんの腰の上下運動に合わせて腰を振った。
俺ももうイキたくして仕方なくなっていたし、
佑花ちゃんのおまんこと、おしっこで濡れて膨らんだおむつの
サンドイッチによる絶妙な圧迫感が、これ以上の我慢を許さなかったからだ。

「はぁっ、ひゃんっ……!」

佑花ちゃんはそれまで能動的に得る快感とはまた別の、新しい刺激に身体をよがらせた。
おまんこペニスが擦りつけられるたびに、おしっこがびゅっびゅっと、勢いよく飛び出した。

「んっあっあっあ!」

佑花ちゃんの喘ぎ声が、またリズムを刻み始めた。

「くっ! もう出るっ……!」

「ふあっ、あっ、あっ!ん!あっ!」

佑花ちゃんのリズムが、津波のように大きな快感が俺を飲み込こんでいく。

「佑花ちゃんっ! 佑花ちゃんっ! にいにも、にいにも、もう出る!」

「っんーーーー!! ひゃぁぁぁぁぁああああああんんんん!!」

佑花ちゃんはビクンと腰をのけぞらせると再び、
まだこんなに残っていたのかと思うほど、ものすごい勢いでおしっこを放出した。

≪ぷっしゃあああああああああああああ!!≫

「くっ! あーーーっ!!」

≪びゅっ!びゅうーっ!びゅうーっ!びゅうーっ!びゅうーっ!≫

俺はもう、こんなことは二度とないだろうと思うほどの量と勢いで射精した。
おむつのウエストの隙間から精液が飛び出して、シャツの内側から
佑花ちゃんの胸にかかった。
気絶しそうになるほどの快感が埋めつくす。

≪びゅうーっ!びゅうーっ!びゅっ、びゅっ……びゅっ≫

「はーっ! はーっ!」

俺は頭が真っ白になった。
佑花ちゃんも快感のあまりひきつけを起こしていた。

しばらくして、安静を取り戻すと、糸が切れたようにくったりして俺の胸に倒れた。
盛大な射精とともに、最後のいたずらが終わった。

母親と姉が帰ってくる前には、何とか二人とも意識を取り戻して、
どうにかこうにか、長旅を終えた彼女らを迎えることができた。



――それから三年後

照りつける太陽、青い空。
むせかえるような熱気が工事現場を包みこんでいた。
重機がガラガラと轟音をあげ、何かを打ち付けるような
甲高い金属音が現場に響き渡る。
俺はその中で、とめどなくにじみ出る汗をぬぐいながら、重い資材を運ぶ。

俺は親に勘当されて、実家にいることができなくなってしまった。
学費も払ってもらえなくなったため、大学も辞めて働かざるを得なかった。

勘当された原因は、言うまでもなく、佑花ちゃんと麗花ちゃんにいたずらしたことが、
姉にも、親にもすべてバレたからだ。

バレたきっかけは麗花ちゃんが、俺のしたことを無邪気に姉に話したからだ。
それを聞いた姉は青筋を立てて俺に詰め寄った。
その鬼気迫る様子と言ったら、今でも思い出すと嘔吐を催しそうになる。

俺はなんとか誤魔化そうとしたけれど、どうにもならなかった。
佑花ちゃんも、姉たちが旅行に行っている間に何があったかを問いただされた。
最初は隠すようなそぶりを見せたが、気迫に押されてとうとう口を割ってしまった。

勘当は当然の結果だった。
仕事が終わって帰る家は六畳一間のボロアパート。 ぎりぎりの生活。
ああ、明日は久々の休みだ。 しかし、それがなんだというのだろう。

休みなんて、やることと言ったら、オナニーだけだ。
オナニーが唯一の趣味だ。他には何もない。

ああ、佑花ちゃんは今、何をしているんだろう。
三年経ったということは、もう十二歳か十三歳だ。
いわゆる、お年頃というやつだ。

いやが応でも性に興味を持ち始め、
早い子に至ってはセックスを体験している年頃だろう。

佑花ちゃんも、セックスのことを知っただろうし、
俺が佑花ちゃんにやったこと、覚えているだろうな。

佑花ちゃんは深い傷を負ったに違いない。 麗花ちゃんだってそうだ。
今頃、二人はどうしているんだろう……。

精神を病んでしまって、自傷行為などに及んでいたりはしないだろうか……。
そうおもうと罪悪感が俺の胸を締め付けた。

しかし、すぐに俺ははっとなった。

(……罪悪感? 俺に罪悪感を持つことなど、許されるのだろうか?)

その問いに対して、俺は自嘲的に笑った。
罪悪感を感じることができるほど、俺は卑劣なのだ。
そう、卑劣極まりない、畜生にも劣る存在なのだ。

俺はあの日を思いだしながら何百回、オナニーをしただろう。

あの日は……今日みたいな暑い日だった。
そうか、あれから三年か。 ふむ……。

また俺はあの日を思い出してしまった。
劣情が俺の心を支配して、また今日も罪を重ねはじめる。
この三年間、俺はあの日を思い出さなかったことがない。

≪シコシコシコシコ……≫

佑花ちゃん。 ああ……佑花ちゃん。
ごめんな。 本当にごめんな……。 でも最高だったよ。

「うう……、ううう……」

涙を浮かべながら、ペニスをしごく。
その時。

≪ピンポーン≫

部屋の呼び鈴が鳴った。
ったく、誰だよ、こんな時間に。

俺は涙を拭き取り、目をぱちぱちとさせたあと、
気だるそうに玄関のドアを開けた。
作業着を着たおっさんが大きな段ボールを持って立っていた。

「宅配です」

そうだ、思い出した。 そういえばネットで注文していたのだ。
巨大オナホール。下半身だけでなく、上半身までついていて、
十キロくらいあるやつだ。安月給をはたいて買ったアレだ。

俺はそれを受け取ると、いそいそと箱から取り出した。
なんとも丁度いいタイミングじゃないか!

オナホールを取り出すと、『巨大』と名がつくだけあって結構な大きさだった。
それでも、身体は成人女性よりは小さくて……。

……そう。 あの時の佑花ちゃんくらいの大きさだった。

俺の劣情は更に強まった。
俺はそのオナホールに、子供用のおむつを穿かせた。


罪悪感!

それは俺にとって単なる催淫剤でしかなかった。

不条理なのだ。 世の中は不条理でできている。
俺のような人間に、佑花ちゃんと麗花ちゃんは、
消えることのない傷を負わされた。

なんの落ち度もない、天使のようだった二人が汚された!
俺によって汚されたのだ!

こんな不条理が許されるのだろうか?
しかし、起こった! 不条理は確かに起こったのだ!


俺はおむつを穿かせたオナホールに、ペニスを擦り込ませて腰を振る。
あの日と同じように。

気づくと、景色がぐにゃりと曲がっていてオナホが、
あの時の佑花ちゃんの姿に、ぼんやりとすり替わっていた。
しかも、それだけではない。

「んっ!あっ!あっ!あっ!」

佑花ちゃんが、イキそうなときの、あの声まで聞こえるではないか。
俺はとうとうおかしくなってしまったのだろうか。
しかし、それならそれで好都合だ。

「佑花ちゃん……佑花ちゃん……!」

オナホールに向かって呼びかけ、腰の速度を早めた。

しかし、次の瞬間、俺は何かの気配を感じた。
俺はおそるおそる横の玄関の方を見た。

「佑花ちゃん……?」

そこには佑花ちゃんが立っていた。
しかし、身長が前より10センチほど高くなって、
いくらか胸が膨らんでいて、成長しているのがわかった。
これは妄想の産物などではない、確かな現実だ。

まだ、少女のあどけなさは全然残っているが、
それでも、同学年の女の子よりか大人っぽい雰囲気を醸し出していた。
黒を基調として落ち着いた感じの大人しめのワンピースが更にその雰囲気を際立たせていた。

佑花ちゃんは近づくものをすべて萎縮させてしまうような、強力な磁場を発していた。
以前の無邪気さはどこにもなく、すべてを悟っているような冷たい目をしていた。
そして、背筋が凍るほどの美人になっていた。

俺は、気づけば瞬きするのも、今自分がどういう状況にいるのかも忘れて目を見開いていた。
ペニスなどに至ってはとうに縮こまっていた。

(なぜ佑花ちゃんがここに? なんのために?)

頭の整理がおいつかない。
佑花ちゃんの凍るような視線が、動揺する俺を貫いた。

佑花ちゃんはゆっくりと俺の目の前に近づいていく。
腰を抜かした俺を、見下ろしながら、佑花ちゃん言った。

「なにこれ。 おむつなんか穿かせちゃって。 ……わたしのつもり?」

喉の水分が失われ、何も返事できない。
佑花ちゃんも返事を期待していなかった。

ただ、吐き捨てるように言った。

「にいにって、やっぱり最低ね」

そう言い放った佑花ちゃんの右手には、
おむつのパッケージがぶら下がっていた。

ああ……。
許されざる不条理が、再び俺に微笑んだのだ。

姪とおむつと夏休み(五日目)

四日目はこちら


――五日目

「も、もしもし」

緊張で声が詰まった。


「あ……耕平?今大丈夫?」

いかにも雲行きの悪い口調から
何か良くないことが起きたのだと分かった。
不安と心配がこれでもかというほど込められていた。


「ああ、大丈夫だけど?」

と恐る恐る答えると、姉は申し訳なさそうに言った。

「実はさ、今日帰る予定だったんだけど、帰れなくなっちゃって」

胸がどきりとした。

「え!?なんで!?」

思わず声が跳ね上がる。

「実は一時間ほど前に荷物まとめて
 帰ろうとしてたら、母さんが、階段から転んで、
 足を骨折しちゃって……今病院なのよ。手術してる」

「えっ……、大丈夫なの?」

「もちろん、死にはしないだろうけど、しばらく入院しなきゃいけないみたい」

「しばらくってどれくらいよ?」

「うーん、詳しくはまだわかんないけど、少なくとも二週間は必要だろうって」

「マジかよ……」

「私も外国で母さんを一人にするわけにはいかないし、
 佑花と麗花をどうしようかと思って……。
 旦那は仕事があるから見れないのよ……特にいま忙しいらしくて……
 休日も仕事に出てくるくらいだから。ああ、どうしよう……」

姉の声からは俺に助け舟をもらいたいという気持ちがありありと伝わってきた。

「……そういうことなら」

本当にこの話を請け負っていいのか、
たった五日間足らずでこの状態なので、
二週間経ったらもっと酷い状態になるのではないかという
不安に駆られたが、他に選択肢はなかった。

「そういうことなら、帰ってくるまで俺が二人を面倒見ててもいいけど」

「本当!? 助かるわ。どうしようかと思っていたのよ~」

「そんなこれみよがしに困ったとか言われちゃ、
 預かってくれって言われてるようなもんだよ」

「えへ、ばれた? ところで、佑花と麗花は?」

「もう眠ってるよ。こっちはもう0時過ぎてるんだぜ?」

「ああ、そっか。時差あるんだっけ。夜中に悪かったわね。
 まぁとにかくよろしく。何かあったら電話頂戴。
 生活費はあんたの口座に振り込んでおくから」

「ああ、頼むよ」

姉からの電話を切ると、俺はその場にへたり込んだ。


「助かった……」


緊張がほぐれ、思わず肺から息が抜けきった。
母には悪いが、俺にとって、母の事故は干天の慈雨だった。

おかげで当面は佑花ちゃんがおもらしするように
なったということがバレることはなくなったのだ。

姉の話で言うと少なくとも二週間は帰ってくることがないのだから、
そう考えると、胸のつかえが取れて心がふわりと楽になった。
二週間あれば、どうにかなるような気がした。

とりあえず明日、明後日でどうなるという話ではなくなったわけだ。
これから、ゆっくり時間をかけてトイレトレーニングをさせればいいのだ。

俺は用意したキャリーバッグを自分の部屋に戻すと、
安堵とともに疲労感が襲ってきてベッド転がったまま、
抗う間もなく、溶けるように眠った。


――


「にーに、起きて!」

翌朝の目覚めは佑花ちゃんの求めるような声からだった。

「ああ……佑花ちゃん。どうしたの?」

「ねぇ……おむつ替えてー……」

そう言うと、佑花ちゃんはオレンジ色のシャツをたくし上げて、
おしっこでふっくらしているおむつを俺に見せた。

佑花ちゃんのおむつ姿を見て、少し浮足立った。

「あら、今朝もおねしょしちゃったの?」

「うん……」

なんとも現金なことに、時間的に猶予ができたことによって
心にも余裕が生まれ、俺は再び佑花ちゃんをおもちゃにしたくなったのだ。

「仕方ないなぁ、佑花ちゃんは赤ちゃんなんだから……、
 麗花ちゃんに笑われちゃうよ?」

「麗花だって、おねしょしてるもん……」

佑花ちゃんはほっぺを膨らませてプイっと目を逸らした。

ダメだ、かわいい。
昨日はあれほど鬱陶しく思っていたのに、
今日はなんてかわいらしく見えるんだろう。

「じゃあ、ほら、お布団のところでおむつ替えようか。」

佑花ちゃんと一緒に自分の部屋を出て、二人が眠っていた布団に移動する。
俺はあえて、まだ眠っている麗花ちゃんの横に、佑花ちゃんを寝ころばせた。

おむつ姿の小学生二人が、自分の目の前で無防備に寝転がっているという、
この状況を作りたかったからだ。

おむつを穿いたまま丸くなって、すやすやと眠っている麗花ちゃんのすぐ横で、
佑花ちゃんは両足を上げておむつ替えのポーズをして
ぐしょぐしょのおむつを取り替えてくれるのを待っている。
おむつはうっすらとおしっこ色に染まっていた。

この光景はまさにおむつフェチのキングダムであった。
そして、俺はその王宮で王冠を被っているというわけだ。

俺は小躍りしながら、ホカホカのタオルを用意する。
そして、用意が終わると極上のごちそうを目の前にしたかのような気分で
佑花ちゃんの腰にある、水色のおむつのテープに手をかけた。

両方のテープをゆっくり、びりびりと剥がすと、
佑花ちゃんの下半身を形取ったおむつがぱっくりとほどける。

一晩中、佑花ちゃんのおしっこを吸い取ったおむつからは、
ほかほかとおしっこの匂いが空気を香らせていた。

佑花ちゃんが無警戒に足を大きくひろげているので、
豆粒のようなクリトリスがはっきりと顔を出しており、
俺がおむつを替えるのを、今か今かと待ち遠しくしていた。


そのあまりの愛らしさに、俺は少しからかってやりたくなった。

「うわっ……、佑花ちゃん、すっごいおしっこ出したねー
 ほら見てごらん、おむつにこんなにおもらししちゃって……」

佑花ちゃんは俺の言葉に従って、頭を持ち上げて、
自分のお股のほうを見た。

「ね? おむつがおしっこで……ぐっしょりになってるよ?」

そういうと、俺はおむつを持ち上げて、
佑花ちゃんのアソコにぐにぐにと押し当てた。

「やぁん……だってぇ……」

おむつを再び広げると、佑花ちゃんのアソコにはしっとりと
おむつからにじみ出たおしっこが付着した。

「あーあー、小学生にもなって……恥ずかしいね~」

言葉責めをすると、佑花ちゃんは
顔から火でも出すかのように真っ赤にした。
佑花ちゃんも、実はMなんだよなぁ。

「やぁだ……だって佑花……赤ちゃんだもん……」

「あ、そうだったね。佑花ちゃんは赤ちゃんだったもんねー
 よちよち、おむちゅにたくさんおちっこちまちたね~!」

「もぉぉ……やぁぁぁん!」

佑花ちゃんはとうとう、耐え切れなくなって両手で顔を抑えた。

昨日の憂鬱が嘘のように晴れわたり、
俺の心からは縁日のようなときめきが沸き上がり、
脳裏に祭囃子が鳴り響いていた。しかし、それも仕方ないことだった。

生唾を飲まずにはいられないほどのかわいらしさだった。



しかしながら、ここで欲望のままに、本能の赴くままに
このシチュエーションを消費していては好事家として一流ではない。
百パーセント素材を使い切ってこそ、一流なのである。

つまり、何かというと、佑花ちゃんの隣には隣には
麗花ちゃんも眠っていることを忘れてはいけない。


ならば、この二人のおむつっ娘を並べるしかないであろう。

俺はこのまま、下半身を丸裸にしたあられもない姿の佑花ちゃんを
一旦そのままにしておいて

隣の麗花ちゃんに目を向けた。
麗花ちゃんも眠っている間にたんまりとおしっこしたようで、
そのおむつは、お股の部分が膨れて、おしっこサインが青くなっていた。


まだ、眠ったままの麗花ちゃんから手際よく、おむつを引きはぐと
佑花ちゃんよりワンサイズ小さく幼い、麗花ちゃんのアソコが露わになった。


脳からエンドルフィンがじくじくと溢れて、恍惚感に包まれた。
そうか、ここが天竺か。

「ん……う~ん」

麗花ちゃんも、おむつの湿気から開放されたせいか、目を覚まし始めた。


「おはよ、麗花ちゃん」

「んん~……にーに?」

今朝は麗花ちゃんも目覚めがいいようだ。

「いま、おむつ替えるからね」

優しく声をかけると、

私を忘れないでと言わんばかりに佑花ちゃんが、
俺の袖をクイクイと引っぱりながら拗ねるような声で

「にーにぃ……?」

と呼びかけた。


「ああ、ごめんごめん。佑花ちゃんが先だったね」

また佑花ちゃんのヤキモチが始まるところだった。
それにしても、昨日の俺はやっぱりどうにかしていたんだ。
今日は、このヤキモチを焼く佑花ちゃんが実に可愛らしい。

「じゃあ、おむつ替えようね~」

そういうと、佑花ちゃんはおむつを替えてもらおうと、
お股をさらに広げた。


二人の女の子がぷりんぷりんのお尻の下に黄色く染まったおむつを敷いて、
つやつやのアソコも、お尻の穴もまったくの無防備のまま
丸出しにして、俺の目の前に寝転がっているこの状況……

イスラム教では、殉教すると七十二人の処女が天国で待っているとのことだが、
この破壊力はそれの比ではない。


盆と正月がいっしょにやってきたというのは、
まさにこういうことを言うのだ!


この滾るような興奮にほだされて、心臓は高く脈を打った。
このまま時間が静止してほしいところだが、
このままにしておくわけにもいかない。

まずは、予告通り佑花ちゃんのおむつを先に取り換える。
例のごとく、事前に用意していたタオルを四つ折りに手に広げて、
そのまま手のひらを、佑花ちゃんのアソコにグっと押し当てる。

「ひぁっ!」

佑花ちゃんが甘い吐息を漏らす。
そのまま、こねるようにタオル越しに佑花ちゃんのアソコをなで回す。
すると、マシュマロのように柔らかい感触が手のひらに引っついてきて
アソコの形がはっきりとわかる。

「きゃはっ、なんかくすぐったい~!」

佑花ちゃんは顔を桃色にして微笑んだ。
これはひょっとして、感じているのだろうか……?

「ん~? どこがくすぐったいのかな~?」

俺はさっきより少し力を強めて、再び佑花ちゃんのアソコを
手のひらでぐりぐりとこねまわした。

「きゃっ……きゃはははは!」

「ほれほれ~!」

「きゃははは! うふっ、ふふふ…あは、ひひははは! ひゃあん!」

佑花ちゃんはとうとう耐え切れなくなって、
お股を閉じて胎児のように背中を丸めた。

この感覚が何であるか、まだ本人は分からない様子だが、
佑花ちゃんは確かに快感を覚えていた。
その事実、佑花ちゃんは息を切らして、求めるような目で俺を見ていた。

佑花ちゃんの様子を見た麗花ちゃんも、
何か楽しいことがあったのだと思い

「ねえねえ、にーに、麗花も、麗花もやって~!」

と、興味しんしんにして言いながら、俺のほうへお股を広げた。

その瞬間、俺は自分の股間から、じわりと何かが漏れ出たこと気付いた
熱狂のあまり、我慢汁が尿道から溢れたのだ。


ぐふっ……なんという姉妹だろう!
これ以上、俺を興奮の筵へ誘うつもりなのか!
いいですとも!いいですとも!

「それじゃあ~、麗花ちゃんも~!」

そう言って、俺は反対の手のひらに四つ折りにしたタオルを広げ、
太極拳のようにゆっくりと、麗花ちゃんのアソコに近づけた。
そして、ぎゅっと押しあててグリグリとこねくり回した。

「きゃー!!」

麗花ちゃんも佑花ちゃんと同じように背中を丸めて笑い転げた。

部屋中に二人の笑い声が響く。当然、俺も楽しくなってくる。


「ほれほれほれほれ!ソイヤソイヤソイヤソイヤァ!」


両手で二人のアソコをぐにぐにと撫でまわしていると、
もはや現実感が薄れ、その代わりテンションは最高潮に達して
何とも夢心地な、おかしな気分になっていた。

「きゃはは!! きゃは!! なんかくすぐったいけど……気持ちいいかも」

「うふふふ!きゃっきゃ!」


ただ俺はひたすら、二人のアソコをもみほぐした。

「きゃっ……やっ……はっ……あっ……あっ!」

同じ強さ、同じ速さで、ぐにぐにとひたすらこねていると、
だんだんと、こねる調子に合わせて、佑花ちゃんが規則的に
喘ぎ声を上げるようになってきた。

「やあっ……あっ……あっ……やめっ……てっ!」

そして、足がガクガクと震わせはじめた。

さらに、それに共鳴するかのように、麗花ちゃんも
腰をビクンビクンと持ち上げ始めた。

「ひゃっ…あっ…あんっ!」

この反応の変わりよう……、まさか……二人ともイキそうだというのか?

だったら……!

俺はこの興奮に負ないよう、決して荒くならないように、
丁寧に、それでいて、こねる速度を速めた。

すると、それに合わせて、二人が声を出すテンポも上がっていく。

「やあっ……あっ……なにこれっ!……あっ……やっ!」

佑花ちゃんは自分の身体に訪れた変調を本格的に自覚し始めた。

「はっ……ひゃっ……ひっ……ふあっ!」

麗花ちゃんも同様だ。

「あんっ……あっ……はっ……んっ!ふああっ!」

「ふああっ!」

二人とももう限界が近くなっていた。
未だかつて味わったことのない未知の快感に二人は完全に支配されており、
もはや自ら腰を振って、俺の手のひらにお股を突き出して、
アソコに押し当てようとしていた。

「んっ……あっ……はーっ!なんか……あっ……止まんないぃぃ!」

「んんぅぅぅ!!!!」

そして、とうとう快感の絶頂にたどり着いた。


「はーっ!はーっ!なんか……あっ!あっ!
 ……なんかっ…なんかくるっ!なんかきちゃうぅ!!」

「うぁぁぁあん!!ああああはぁぁあ~……!!」

「ああっ!!んっ……くっ~~~~っ!やっ!?
 あっ!…お、おしっこ!おしっこでちゃうよぉ~~~!!!」

「ふあっ!ひゃっ……ひゃあぁぁぁあ~~~!!」


佑花ちゃんと麗花ちゃんは、いっそう甲高い声を出すと
ブリッジするかのように、アソコをピンと突き出して腰を仰け反らせた。

それと同時に……


≪じゅっ……じゅうっ……びゅう~っ!じょぉぉ~~~!≫

≪ぴゅっ……じょろろ~~~!ちぃぃぃぃ~~~!≫


二人とも絶頂とともに、アソコから噴き出すようにおしっこが飛び出て
俺の手のひらの中でおもらしした。

その勢いは凄まじいもので、両手のタオルから二人のおしっこがいっきに染み出て、
ぬくもりがじんわりと手のひらに広がっていった。

「やぁぁぁぁん……おもらし……止まんないよぉ……あっ……ああ~~!!」

「ふぁぁ~~~~~~……」

≪ちょろろぉ~~……!ちぃぃぃ~~~!≫

≪ちぱぁ~~……ちゅぅぅぅ~~~≫

二人とも、あれだけたんまりとおむつにおねしょしていたにも関わらず
信じられないほどの量のおしっこをほとばしらせた。

そして、それは当然のように俺の手からあふれ出て、
布団の上へじょぼじょぼとこぼれ落ちて、大きな黄色い染みを作った。

また、興奮の絶頂に達したのは佑花ちゃんと麗花ちゃんだけではなかった。

≪ドクン……!ドクンッ……ドクンッ!ドクンッ!≫

下半身からズンっ……ズンっ……と何かが突き上げてきた。

「え!? や……やべェっ!! あっ!!」

≪びゅぅっ!……びゅぅぅっ!びゅっ!びゅっ!びゅっ!びゅっ!びゅっ!≫

直接刺激を加えたわけではないのに、抗う間もなく射精した。
パンツの中に。


「はあっ……はあっ……ふわぁぁぁぁ……」

「ふえぇぇ……」

「あぁぁ~……」

そのまま三人とも気が抜けるような声を出すと、ガクリと腰をおとした。
佑花ちゃんと麗花ちゃんは自分たちの出したおしっこによって作られた
大きな染み地にべしゃりとお尻を着地させた。

佑花ちゃんと麗花ちゃんは、その間にもスジからおしっこを流れ出ていたが、
ようやく勢いが衰え始め……


≪じぃ~~……ちぃ……ちょろ……ぴゅっ……≫

≪ちぱぁ~~……ちょろろ……ちぅぅ……≫


……ついに止まった。

布団のシーツからは、佑花ちゃんと麗花ちゃんのスジを中心にして、
ふたつの丸く、黄色い、大きな染みができていた。

おしっこで濡れたところはシーツが透けて布団の柄模様が浮き出ていた。

「はぁ……はぁ……」

「んふぅぅん……」

佑花ちゃんと麗花ちゃんは、絶頂の余韻で小刻みにひくひくと体を痙攣させていて
もう何も考えられないといった様子だった。

俺は何とも言えないヌメりと温もりを股間に感じながら、
夢うつつに、ぼんやりと天井を眺めた。


ああ……残りの三十日はどうなるんだろう……。


最終日はこちら

姪とおむつと夏休み(四日目)

三日目はこちら

――四日目


あの後の話をすると、モラルの殻を割られた佑花ちゃんは、
完全に赤ちゃん返りを起こして、まるで二歳児か三歳児のように振る舞っていた。

指しゃぶりを始めて、絶えず俺の足なり腕なりにひっついて離れようとせず、
そればかりか、あれだけ麗花ちゃんを責め立てていたのに、
おもらしまでするようになってしまった。

しかも、麗花ちゃんの前でもそれを隠そうともせず、
麗花ちゃんが俺に近づくだけで嫉妬を燃やして、
俺に抱きいてきながら、肩で麗花ちゃんを押しのける始末である。


俺は例えようのない不安を胸にくゆらせていた。
俺が佑花ちゃんをこんなふうにしてしまったのである。

佑花ちゃんがおもらししてくれるのは俺にとって、大願であり、
それが成就したわけだが、俺の望んだ形というのはこういうことではなく、
自分のコントロール下にあり、面白おかしく罪悪感なく
やれる場合に限った話だったのだ。


早い話、姉達が帰ってきたときに、
佑花ちゃんがこのままだったらどうしよう。
ただその不安に締めつけられていた。

姉達の前でも佑花ちゃんがこの様子で、指しゃぶりをして、
おもらしまでしようものなら、一体何があったのか説明を求められるに違いない。

そうなれば、俺はただ不自然にどもりながら、とぼけることしか出来ないだろう。
姉達は当然、不審に思うだろうし、そのように思われた時点ですべてが終わりなのだ。

更には麗花ちゃんも麗花ちゃんなりに、佑花ちゃんの心の変容に感づいており、
どことなく俺と佑花ちゃんに対して距離を取っているように感じる。
遠慮があるのだ。


これが俺の不安を更に掻き立てた。
麗花ちゃんは一連の証人である。


麗花ちゃんは、歳よりは幼くておっとりしているが、
全容の一部でも理解していたとすれば、何を喋るかわかったものではない。
ありとあらゆるパターンの最悪が頭の中を駆け巡る。


霞の奥から絶望が輪郭を映しはじめ、
取り返しのつかない思いと後悔が俺の心を抉りまわしていた。


にも関わらず、俺の想念のもう半分は欲望に支配されてたのだ。

目の前に佑花ちゃんが、おしっこを太ももから、かかとまで滴らせて、
ぐっしょりと濡らしたズボンを半分隠すようにして
手をまごつかせて、うやうやしい様子で、
俺が着替えさせてくれるのを待っているのだ。


それに手をかけてはならないことを知りながら、
自分を律することができなかった。

背徳感はむしろ欲望の潤滑剤となって、
坂道を滑り落ちるかのように歯止めが効かなくなっていた。


おもらしした後の始末をただ困り果てた様子で求めていることが、
その行為の正当化を強烈に後押しした。

おしっこがこれ以上広がらないように、
雑巾であらかた床を拭いたあと、佑花ちゃんのスボンに手をかける。

小学三年生の女の子のスボンを今から、他ならぬ俺が脱がすのだ。
かなり勢い良くおもらししてしまったようで、
ウエストを留めるボタン付近までしっとりしていた。

スボンを脱がすためにこのボタンを外そうとしたものの、
きつく絞まっているうえに、濡れていて堅くなっており、
なかなか外すことが出来なかった。

仕方なく、親指でボタンを強く押して捻じるようにして
ようやくボタンを外すことができた。


すると、お腹の圧迫から解放されて気が緩んだのか、
ウエストのボタンを外した拍子に、

まだ佑花ちゃんの膀胱に残っていたおしっこが、
お股から漏れ出てきて流線を作り、足元に小さな水たまりを作った。


「やぁぁ……またでちゃった……」


佑花ちゃんは恥ずかしそうに呟いた。

「いいんだよ、佑花ちゃんは赤ちゃんなんだから、
 おもらししたって気にしなくていいんだよ」

佑花ちゃんの失敗を優しい言葉で返すと、
佑花ちゃんは俺に強く抱擁を求めた。

「さ、濡れちゃったからお着替えしようね」

ズボンのチャックを下ろすと、佑花ちゃんのパンツが隙間から見えた。
本来は白色のパンツも、佑花ちゃんのおしっこをたっぷりと吸い込んで、
黄ばんでシミを作っていた。少しズボンを下げると、
おしっこでじんわりと透けたパンツが、肌に張り付いて
佑花ちゃんのスジの形通りにシルエットを作っていた。

ズボンを膝の方まで下げて、ぐしょ濡れのおもらしパンツが丸出しになる。

小学三年生がこうやって、おもらしして黄ばんだパンツを穿いたまま、
早くそれを脱がして欲しいとせがむように、おとなしく立っているのだ。


妄想の中でしか叶わぬと思われていた世界が
まさか現実となって俺の前に具現したのだ。


これにはなんとも欲望を堪えることに苦労した。
あらゆる角度から舐めるように、佑花ちゃんのおもらし姿を堪能したい。

ぐしゅぐしゅに濡れたおもらしパンツに顔を埋めたい。
そのまま、パンツ越しに佑花ちゃんの柔らかいお股の割れ目を
舌で転がして、おしっこの味を確かめたい。


直接的で極めて本能的な欲望が俺の頭のなかで渦を巻いた。
この欲望はどこまで高騰するのかもはや検討すらつかなかった。


ある種の博打のような高揚感に包まれていたのである。
例えるならば、十万円が手元にあるとする。

これに全額、五十倍ほどの単勝馬券につぎこむのだ。
熱狂に包まれながら、レースを見守る。
最後の直線四ハロンで、賭けた馬が、
まるで天命を受けたかのようにごぼう抜きを始めるのである。


そしてついに俺は勝ち馬投票券を手にする。
配当は五百万円。それがきっちりと揃えられて、自分の手元に渡るのである。
周りの人間は自分に狂気にも満ちた祝福と羨望と浴びせる。


俺は配当を受け取ると、帰宅を促す警備員を振り切り、
再び投票場へ向かうのだ。

そして、もらったばかりの五百万円を何の根拠も、何の考えもなしに、
自分の勘と自信だけを頼りにして、また五十倍の単勝馬券に賭けるのである。


勝てば二億五千万円。

十万円がたった数十分のうちに二億円になるのである!
確実に身を滅ぼす底なしの狂気。
その狂気にあてられた気分になったのだ。

しかしながら、さすがにその狂気に身を委ねることはできなかった。
苦悶したが、どうにかその欲望を抑えたのである。
しかし、この狂気を律する際にいらだちを伴った。


俺は思い切ってやや乱暴に佑花ちゃんのパンツをズボンの位置まで引き下げた。
俺のまさに目前で完全に露わになる佑花ちゃんの秘部。
生唾を飲みながら、なるべく見ないようにして、
えいやと最後までズボンとパンツを下ろして、
佑花ちゃんのお股を素早く拭き取り、新しいパンツを穿かせた。
無念としかいいようがなかったが、ある種の安堵もあった。


それにしても、このまま何度も垂れ流されたのではたまったものではない。
そう考えた俺はとうとう、佑花ちゃんにおむつの着用を義務付けた。


ひとつ弁明すると、これは決して俺が佑花ちゃんの
おむつ姿を見たいがためにそうしたわけではない。

むしろ、おむつなどを穿かせてしまうと、
佑花ちゃんの赤ちゃん化を増長してしてしまうのではないかと
不安に思い、ためらったほどである。


しかしながら、そこかしこに
おしっこを垂れ流されるのもほとほと困るし、
おもらししている姿を何度も麗花ちゃんに見られるのも
良くないと思ったからだ。


何よりも、度重なるおもらしのせいで、
替えのパンツもなくなっていたのだ。

このような状況であれば、
俺がたとえおむつフェチでなかろうと、
やはり佑花ちゃんおむつの着用を命じたであろう。

ただ、やはり俺がおむつフェチであることは不変の事実であり、
佑花ちゃんのおむつ姿に並々ならぬ興奮を宿したことは自白せねばならない。


その反面で頭の中は晴れ渡ることはなく、
こんなことをしていて良いのだろうかという思いが常にまとわりつき、
姉の顔を思い出しては、後悔で胸に棘が突き刺さる思いに苛まれていた。


こういったわけで、絶望と欲望が脳の中でせめぎあい、
悶々としたまま、とうとう一睡もせず朝を迎えてしまったのである。


俺が朝一番に、佑花ちゃんのおむつを替えようと思ったのは、
おむつ替えをしている姿を麗花ちゃんに見せたくなかったからだ。

まだすっかり眠りに耽っている佑花ちゃんと麗花ちゃんの
タオルケットを引きはがすと、シーツの上で二人とも揃って
母親の胎内にいるかのよう背中をまるめており、

柄の入ったおむつが、二人のお尻の曲線に沿うようにして形取られていた。

おむつフェチにとって、それはまさに、
美を極めた曲線と呼ぶにふさわしいものであった。


おねしょしていないかチェックすると、
麗花ちゃんのおむつは膨らんでいなかった。
今朝はおねしょしなかったようだ。

しかしながら、佑花ちゃんについては、
それを確認するには触れてみるまでもなかった。

何故ならおむつがあからさまに膨らんでいたし、
おしっこサインが黄色からしっかりと青に変色し、佑花ちゃんの失敗を告げていた。

おまけに、どうやらおむつに吸収できないほど
大量におねしょしたようで、おしっこがももの付け根から横もれして、
布団に小さなしみを作っていた。

佑花ちゃんはおもらしだけでなく、おねしょまでするようになってしまったのだ。


このおねしょについて一通りの処理が終わると、憂鬱感が襲ってきた。


底抜けに幼児化していく佑花ちゃんを見ると不安に押し潰されそうになる。
このまま佑花ちゃんはどうなってしまうのか。

落ち着け。落ち着こう。
そうだ、顔を洗って考えをまとめよう。

まだ眠気まなこの佑花ちゃんを布団に転がして、足早に洗面所へ向かった。
考えなしにひねった蛇口から猛々しく噴出する水をすくっては顔にぶつけ、
タオルで力任せに顔をこする。

ふと手前の鏡を見ると、鏡の中の自分と目が合った。


顔色は蒼白にして目下には紫色のクマができ、
目はチリチリと充血して澱んでいた。
畜生道に堕ちた人間の顔がそこにあった。


もうだめだ。明日には、姉と母が帰ってくる。
そうなれば終わりだ。俺の人生は閉ざされる。
明日からは世捨て人の道を歩んでいくのだ。
もう真っ当に生きることはできない。


もうたくさんだ。本当に、もうたくさんだ。
許して欲しい。頼むから許してください……!


ああ、もういっそのこと、二人が起きる前に逃げてしまおうか。
そんな考えが脳裏をかすめた。


しかし、その考えはすぐに打ち消された。

……逃げるだって?
逃げたらどうなるっていうんだ?

俺が逃げたら佑花ちゃんはただ孤独に、
この部屋の中で泣き続ける他ないじゃないか。 

この子が赤ちゃん返りした時、俺は何があっても
愛情を注ぎ続けるといったじゃないか!!

まだ、一日しか経ってないのというのにこのざまだ!!
馬鹿だ。なんて馬鹿なんだ俺は!!

ああ、そうだ。
愛情を、持てるだけの愛情を、ただ佑花ちゃんのためだけに!!

ははははは、はぁ、はぁー、はぁー?愛情?愛情だって!?
俺の愛情って一体何だ?俺が佑花ちゃんに注いだものは、
ただの身勝手な劣情でしかない。

劣情の槌を振り上げて佑花ちゃんの人格を打ち砕いたのだ。
畜生だ!俺はただの畜生なのだ!!


劣情と後悔が頭を交錯し、もはや前後を見失っていた。

感情がうまく制御出来ず、
倒れかけのコマのように不規則に傾きはじめた。


「うぇ……うえええええんん!!」


隣の部屋から泣き声が聞こえた。きっと佑花ちゃんだ。

俺は急いで寝室に戻り、戸を開けると、
そこで泣いていたのは佑花ちゃんではなく、
麗花ちゃんの方だった。


「どうしたの?」

俺がいくら話しかけても麗花ちゃんはただ泣くばかりで、一向に収まらない。
よしよしと、抱き寄せようとすると、麗花ちゃんは両手でそれを押しのけて、
後ろからバタリと倒れて、一層はげしく泣き始めた。

麗花ちゃんも寝起きは機嫌が良くないのだ。

「お水飲む?」「お腹痛いの?」

いくら話しかけても、麗花ちゃんは首を横に振り、
足をバタバタさせて泣き叫ぶばかりだった。

しばらくすれば収まるかとおもいきや、いつまでたっても泣き止まない。
声の音量も凄まじく、家の外まで平気で漏れるほどで、
これが麗花ちゃんの本気泣きであることを初めて知った。


考えてみれば、麗花ちゃんも小学一年生といえど、
数年前までは赤ちゃんだったのである。
タイミングによってはまだまだ赤ちゃんと同等になってしまう事はあり得るのだ。


しかしながらこれには、いかに子供好きの俺にも何とも耐え難いものであった。

どうやっても泣き止まないのである。

なぜ泣くのか色々と原因を考えては、
それを取り除こうとするが、ひとつも実を結ばない。
ここに重ねて、佑花ちゃんも目が覚めたのだ。


「おむつ……おしっこ出たぁー」

佑花ちゃんは目をこすりながら、再びおもらししたことを告げたが、
俺は絶叫する麗花ちゃんに手いっぱいで、
大きな赤ちゃんの面倒を見てられなくなっていた。

「もう、またおもらししたの?自分でお着替えできるよね?」

忙しそうにして佑花ちゃんに自立を促すも、佑花ちゃんは

「できない〜」と、声を捻りながら答えた。

「佑花ちゃん、今は麗花ちゃんが泣いてるから!!自分で着替えて!!」

つい、強い口調になってしまった。
これでは、昨日のようにまた麗花ちゃんに嫉妬してしまう。
さらに佑花ちゃんの赤ちゃん化が重症になってしまう。

はっと気づいたが、時すでに遅し。


「うわぁぁぁぁーーーん!!」


佑花ちゃんと麗華ちゃんの大合唱が始まった。


耳をつんざく鳴き声に感情を抑えながら、優しい言葉でなだめるも、
どうにも変わらなかった。

しかし、苦し紛れにお菓子をあげると、
まるでろうそくの炎が消えたかのようにして、ようやく泣き止んだ。
もう、単純なのか複雑なのかわからない。


少し落ち着くと、俺はまた良心の呵責に苛まれていた。
子供と生活するというものを、桃をかじるような甘い生活のように考えていたが、
こうして熱が少し冷めてくると、どうにも良いことばかりではないということが、
だんだんと身に沁みてきたのだ。


この苦労が三百六十五日続くということが、
いかに果てしないものであるか、たった数日で思い知らされたのである。

このような苦労をしながら、
長い年月と多大な苦労をかけて手塩にかけて育てた子供が、
年に数回顔を出すだけの人間の劣情によって拐かされたとしたら、
それは絶望のなにものでもない。

なんてことを……俺は、なんてことをしでかしたんだろう……。
胸が暗闇に沈み込んでいく。


いっそ、自分が真の鬼畜であればこのような呵責を感じることもなく、
罪の意識など、鼻をかんで蹴散らしてしまえるのだろう。
しかしながら、自分は何者にもなりきれない臆病者で、
自分の犯した罪が怖くて仕方がないのだ。

いっそバレる前に何もかも話して楽になりたいという思いにすらかられた。
もはや佑花ちゃんと、麗花ちゃんを見るだけで心臓をわし掴みにされる気分だった。


--

昼が終わり、夕方が通り過ぎ、夜がやってきた。

ようやく佑花ちゃんと麗花を寝かしつけると、
俺はリビングのソファーに倒れこんだ。

この頃にはもう、何もかもがたくさんだった。
どうにかできないかと、佑花ちゃんにトイレを促したりしたが、
佑花ちゃんにのおむつは取れなかった。

一度たりともトイレでおしっこをすることができなかった。
終始べたべたとひっついてきて、鬱陶しさすら感じていた。

俺の決意などは、砂のように脆く紙のように薄かったのだ。
上はシャツ一枚、下はおむつ姿で足を広げて無防備に眠る二人を見ても、
自分の欲望の琴線にかすることすらなかった。
ただ、疲労感だけが体中に染みついていた。


部屋にある丸時計の秒針が刻まれるたびに、
一秒、また一秒と終焉に向けて時が過ぎ去っていく。
明日になれば母と姉が帰ってくる。


とにかく時間が欲しかった。
時間があれば……!


痛みつけられた精神が俺にとうとう、ある決意させた。


「逃げよう……」


もうたくさんだ。ここから逃げるんだ。
キャリーバッグにこれから必要だと思うものを詰めるだけ詰めた。

あまりに短絡的で馬鹿げた行動だと思うだろうが、
この逃避には俺なりの打算も含まれていた。

俺はいつまでも逃げるつもりはなかった。
逃げるのは、姉たちが帰ってくるまでの、ほんの数日だけである。
佑花ちゃんと麗花ちゃんの面倒を見ることが、精神的に辛くなって
逃げ出してしまった(これは決して嘘ではない)
ということにしておこうと思ったのだ。


俺が二人を置いて無責任に逃げ出したことについて、
家族からの叱責は免れないだろう。

しかし、佑花ちゃんがおもらしするようになった理由については、
副次的な要因に誘導できるようになると思ったのだ。

つまり、佑花ちゃんのおもらしについて、

『置き去りにされたことによるショックでおもらしするようになった』

というふうに母と姉の考えを逸らすことが
できるようになるのではないかと考えていた。

この発想は、今自分が取れる行動の中でもっとも冴えたものである、
これしかないと、盲信していた。


そして俺はその考えてに準じて、とうとう荷物をまとめた。
二人が起きる気配はまったくない。

罪悪感に後ろ髪を引かれながらも、靴を履き終えた。
そして、玄関の戸に手をかけた時だった。

俺のポケットの中の携帯電話が震え始めた。
恐る恐る着信の相手を見ると、他でもない、姉からだった。


まるで、「逃げることはまかりならぬ」
と言わんばかりのタイミングで電話がかかってきたので、
この電話を無視してしまおうかとも考えたが、
その反面、一体なんの電話なのか気にもなったし、
この電話を取らないこと自体も罪であるような気がして、
戦々恐々の思いでボタンを押した。


その瞬間、偶然にもリビングの時計が午前零時を告げた。


五日目はこちら

姪とおむつと夏休み(三日目)

二日目はこちら


――三日目

おむつ職人の朝は早い。

まだ、佑花ちゃんも麗花ちゃんも起きていない夜明け、
おむつ職人の朝は麗花ちゃんのおむつが濡れていないかをチェックするところから始まる。

パジャマ越しに麗花ちゃんのおむつに人差し指を当てて、少しつついてみる。

<<ぐじゅっ>>

この感触は、おしっこでおむつが十分に膨らみきっており、
今にも決壊しそうなほど、吸い切ったおむつの感触だ。
しかも、この温もりは、まだ時間が経っていないと思われる。

 「ムッ!これはいかん!ピノコ、すぐにおむつ替えの準備だ!」

 「は〜い!ちぇんちぇ〜!」

全て俺の独り言である。
要するに既にテンションはマックスというわけだ。


替えのおむつと、お湯でぬらしたタオルを用意し、
麗花ちゃんのパジャマのズボンだけをスルスルと脱がす。
すると、珠のようにつやつやした太ももと、
今にも弾けんばかりにパンパンに膨れ上がったおむつが露わとなった。

 「ほら、麗花ちゃん、いっぱい濡れちゃったから、オムツ替えようね〜 」

麗花ちゃんはまだ眠ったままで何を言おうが聞こえたものではないだろうが
俺は精一杯、優しい言葉をかける。
この方がよりオムツ替えしていると実感出来るからだ。

ズボンを脱がし終わると、いよいよ麗花ちゃんのオムツに手をかける。

 「は〜い、おむつ脱ぎ脱ぎしましょうね〜」

そして、おむつのテープを右、左とビリビリと剥いでいく。
これだけで幸福の頂に登った気分である。
だが、この幸福にはまだ、更なる高みが残されているのだ。

おむつの前側をそうっと、生まれたての雛から、卵の殻を取ってやるかのように、
ゆっくり引き剥いでいくと、麗花ちゃんのかわいいアソコが露わになる。

麗花ちゃんは起きる気配を見せず、すうすうと寝息を立てて、
まったくの無防備のまま、お人形さんのようおとなしく、お股を広げていた。
おむつからは、ほんのりとおしっこの匂いが広がった。

麗花ちゃんのアソコはおしっこで、うっすら濡れており、そのせいか、
ひだは閉じられてまだ花開いていない。

しかし、その結び口の下の方は今にも割れてしまわんばかりだった。
おしっこで少しふやけた麗花ちゃんのアソコは、
早く拭いて欲しそうに待ちわびているかのようだ。

 「たくさんおしっこしちゃったね〜、それじゃあ、キレイキレイしようね〜」

ほかほかのタオルを手に取り、麗花ちゃんのおへその下から撫でるように、
やさしく丁寧におしっこを拭き取っていく。

毛穴ひとつないツルツルのあそこは紅く色を染めており、
タオル越しに、なめらかな弾力が伝わってくる。

人間の身体にこんな柔らかな部分があるのかと
性的興奮だけでなく、人体の神秘すら感じた。

そこをゆっくり、あますところなく丹念に拭き取ると、
麗花ちゃんのすじはタオルの温もりにあてられて、
風呂上がりのようにほやほやになった。

そこに替えのおむつを敷いてあげて、
太ももから漏れないようしっかりとおむつをあてる。


時間にして二分ほどだったが、至高の時間であったことは間違いなかった。
麗花ちゃんは結局最後まで起きることはなかったが、おむつを替えた後は、
心なしか寝顔に心地よい笑みが混じっているようだった。

これには俺も厚かましくも父性的な愛情すら湧いて、
麗花ちゃんの寝顔を眺めて恍惚感に包まれた。

ふと気になって、佑花ちゃんの方に目を向けると、
佑花ちゃんはいまいち視点の定まらない様子でぼーっとこちらを見ていた。
どうやら麗花ちゃんのおむつ替えしているところを、ずっと見ていたようだ。
その表情はどこか憂愁がまじっているようにも見えた。

 「あら?佑花ちゃん、起きてたの?」

俺が声を掛けると佑花ちゃんはそれに答えることなく、
丸めた背中をこちらに向けた。
小さな子供によくある、寝起き際に親がいない時の不安感にでも襲われたのだろうか。
佑花ちゃんもまだ小学三年生だから、そういうこともあるのだろう。

しかし、佑花ちゃんは、ただ単純にお母さんがいないことで
ナーバスになったというわけではなかった。
それが分かったのは、麗花ちゃんの本日二回目のおむつ替えの時だった。


一日目の公園の時みたいに、また麗花ちゃんにおもらしされると、
洗濯だとかが面倒なのでという理由半分、
もう半分はただ単純におむつが可愛いから、という理由で
俺は麗花ちゃんにおむつを穿かせていた。


すると案の定、というか、正しくはおむつを穿かせていたことによって
それを誘発させたと言った方が正しいのかも知れないが、
なんにせよ、麗花ちゃんは気づくとおむつに大量におもらししていた。

麗花ちゃんはおしっこがおむつから漏れないように
両ももをなさけなくガニ股にして、

 「にーにー、おしっこ出た〜」

と言って、おむつ替えを懇願した。


 「ありゃー?おもらししちゃったの?」

と俺がわざとらしく問い直すと、麗花ちゃんは声を出さずうなづいた。
佑花ちゃんは「もー、またやったのー?」と呆れた様子で呟いた。

 「いいよ、やっちゃったものは仕方ないよ」

ごろんと床に寝かせると、麗花ちゃんはちょっと恥ずかしそうにしていたが、
素直にお股をぱっくり開いておむつ替えのポーズをした。

おむつは一目見ればおもらししたことが分かるほど膨らんでいて、
おしっこサインが黄色から青色へ変色しており、
おむつ膨らみの原因を裏付けていた。

俺はそれを左右のテープから手際よく剥いで開いた。
すると麗花ちゃんのかわいいズジに数時間ぶりの再会を果たすことができた。

そして、レンジで温めたタオルで、お股を綺麗にしていると
麗花ちゃんが不思議そうに尋ねた。

 「ねー?なんでタオル使うの?」

 「ん?お尻を拭くためだよ?なんで?」

 「お母さんはタオルじゃなくて、ティッシュにお水つけて使ってるんだよー?」

 「そっかー、麗花ちゃんもそっちの方がいい?」

 「ううん、タオルの方がいいー。あったかくて気持ちいいー」

 「そっか、んじゃ次もタオルにしようねー」

このような一連のやりとりをしていると、
気づけばまた佑花ちゃんが拗ねていた。


小さい背中をこちらに向けて、
膝に頬を乗せるようにして体操座りしており、
顔を見なくとも、どのようにしているかは手に取るようにわかった。
その様子があまりに昨日と同じで、ハッとした。

まさか、朝の時もひょっとしてそうだったのかもしれない。
いや、きっとそうだったのだ。

俺は確信を持った。

佑花ちゃんは赤ちゃんのように甘えたいという幼児性と、
でも、もうそんなふうに甘えられる年でもないという、
九歳相応の理性の間で、揺れていたのだ。


佑花ちゃんは、甲斐甲斐しくおむつ替えする俺の姿を見て、
その愛情の全霊がすべて麗花ちゃんに注がれていることに対して
嫉妬の炎を燃やしていたのだ。


赤ちゃんになりたいと思う佑花ちゃん。
佑花ちゃんに赤ちゃんになって欲しい俺。
奇遇にも二人は同じ方向を向いていたのである。


そうであるならば、もう佑花ちゃんには
是非とも赤ちゃんになって甘えてもらいたい。

 「そういえば、佑花ちゃんはにーにの赤ちゃんだったっけ」

 「ほら、赤ちゃん、おいで〜」

赤ちゃん呼ばわりで、撫でるように声をかけると、
佑花ちゃんは一気に耳を真っ赤にした。

単純に赤ちゃん呼ばわりされた恥ずかしさだけで、
耳を赤くしたというわけではなかった。

そこには、佑花ちゃんの理性と幼児性が入り混じって
ぐるぐると回っているようだった。

俺はこの理性の扉の奥に潜む、
佑花ちゃんの幼児性をなんとしても見たくなったのだ。
俺はその欲望に忠実に、その扉を叩き続けた。

 「赤ちゃん、どうしたの?恥ずかしがらなくてもいいんだよ」

佑花ちゃんの中で一層、理性と幼児性がぶつかりあうのが感じられた。
もし、ここで理性が勝ってしまうと、佑花ちゃんは俺の呼びかけに対して、
両手で拒否するような強い憤懣をもって応えることになるだろう。

そうなればもう、佑花ちゃんの幼児性は二度と俺の前に姿をさらけ出すことなく、
心の奥底にしまいこんで、堅強な鍵をかけてしまい、日にあたることはないだろう。


しかし、扉はもう、今にも開かないばかりなのである。
扉を叩く度に、隙間からその姿が見え隠れしているのだ。


その様子は、俺からその場を穏便に収めるという選択肢を
脳裏から消し去るに十分な威力をもっていた。


要するに、佑花ちゃんの葛藤を見て、熱に浮かされたのである。
何が何でも、佑花ちゃんの扉をこじ開けずにはいられなかった。

そう、何が何でもなのだ。

そして俺の中にある手段が思い浮かんだ。

その手段は、佑花ちゃんの心を裏切り、弄ぶ所業であり
崖の淵で選択を迫るような、脅迫にも等しい最悪なものだった。


つまり、その言葉はこの場において、
最も強力な効果をもって佑花ちゃんの心を揺さぶるものであったのだ。


俺は、手をまごまごしている佑花ちゃんを敢えてほうっておいて、
静かに、口ずさむように、そしてあてつけるかのように言った。



 「麗花ちゃん、おいで……」



佑花ちゃんは、その言葉を聞いてはっとして振り返り、
目に涙で歪ませて、そのままこちらに身体をぶつけた。


俺は佑花ちゃんの嫉妬を利用したのだ。


 「やだぁ……やだぁ!!わぁぁぁぁぁーーーーん!!」


佑花ちゃんは声をあげてわんわんと泣き始めた。
なんと愚かしいことに、俺はこの時初めて気づいたのだ。

この扉は開けてはならないものだったということに、
この扉を壊すことは佑花ちゃんの人生にも影響を与えてしまいかねないことに。

佑花ちゃんの健全な心の成長に必要な支柱を、
俺はぽっきりと折ってしまったのだ。

 「ほ、本当に……ぐすっ……本当に佑花、赤ちゃんになっていいの!?」

俺が待ちに待ち望んだ言葉。
反面、俺の想念は、取り返しのつかないことをしてしまった
という思いで埋め尽くされた。

もはや俺は佑花ちゃんが望むだけの愛情を注ぐ他なくなったのだ。
例えそれが、ひび割れた器に水を注ぐようなものであったとしても。


 「うん……、いいんだよ、赤ちゃん。にーにが……、全部してあげるから……」

 「本当に赤ちゃんになるよ?誰にも言わないでね?佑花、赤ちゃんに……」

 「誰にも言わないよ……」

 「にーに!!にーにぃー!!ひっく……ひっく、ひぃぃぃーーーーん!!」


佑花ちゃんは小さな腕で俺を抱きしめて泣いた。


麗花ちゃんはお姉ちゃんに何が起こったのかまるで理解できず、
目を皿のようにしてぽかんとするしかなかった。


朝に始まった幸福がこのような形で、ここまで暗転するとは、夢にも思わなかった。
俺の心は罪悪感で鉛を流し込まれたかのように重たくなった。


四日目はこちら

姪とおむつと夏休み(二日目)

一日目はこちら


――二日目

昨日、公園に行った後はというと、家に帰って、
おもらしした麗花ちゃんをお風呂に入れて、後は家族で適当に過ごした。
二人と一緒に眠れたらと思ったが、結局二人はお母さんと一緒に寝てしまい、
ちょっと残念ではあったが、有意義な一日だった。

今日はこれからどうするか……。顎をこすりながら居間に向かうと、
何やら大きなキャリーバッグに母と姉が服を詰め込んでいた。

「何やってんの?」

「何って旅行の準備に決まってんじゃない」

目を丸くしている俺を横目に服をキャリーバッグに詰めながら、
さも当然のように言う姉。

「え?どこに?いつまで?」

「5日間ほどハワイに」

「ちょっ!何言ってんの?聞いてねえよ」

「言ってないもの」

「何で言わないんだよ」

「ちょっとしたサプライズよ」

「ちょっとじゃねぇよ。凄えビックリしたよ。
 佑花ちゃんと麗花ちゃんも一緒に行くの?」

「いいや、あんたに任せた」

「ちょ、おいていくの?」

「だって子供たちの旅費がないんだもの」

これがネグレクトか。しかし、お邪魔虫の母と姉がいない分、
佑花ちゃんと麗花ちゃんと長く過ごせるってものだ。
それはこちらとしても渡りに船って奴である。

「仕方ないなぁ……3人分のメシ代と小遣いはきちんと置いてってよ」

後ろ頭をポリポリ掻きながら、いかにも仕方なく引き受けてやる感をアピールする。

「あら、いつになく聞き分けがいいわね」

「べ、べつに……まぁ、楽しんでくれば」

そりゃあ、聞き分けもよくなるよ……。

「悪いわねぇ」

まったく悪いといった素振りをみせず空っぽのセリフを言う母。

「あ、そうそう、悪いんだけどさー、麗花はまだおねしょするから、
 寝かせる時、おむつ履かせてあげて。おむつはそこに買ってあるから」

姉の指差す方向に、テープタイプの子供用おむつがあった。

「へぇ……おむつねぇ……」

顔がにやけてしまいそうになるのを必死に抑える。
姉から公認いただきました。これは祭りだ。かつてない祭りが始まる!

「佑花は多分、大丈夫だと思うけど、寝る前はトイレ行くように言ってね。
 あと歯磨きも忘れずに」

「へいへい」



「佑花、あんたお姉ちゃんなんだから、耕平兄ちゃんの言うことをちゃんと聞くのよ」

「またそれー?いつも『お姉ちゃんだから、お姉ちゃんだから』って言うんだから……」
ムスッとする佑花ちゃん。この様子だともう散々と
「お姉ちゃんなんだから」と言われて来たんだろなぁ。
佑花ちゃんにちょっと同情する。

「いい子にしてたらお土産買って来てあげるから」

「もぉー……」

そういうわけで、母親と姉はハワイに行く事になった。
母親連が心躍らせながらキャリーバッグを引きずって玄関を出ていくのを、
佑花ちゃんと麗花ちゃんは寂しそうに見送った。

「……」

姉達が出で行き、俺と佑花ちゃんと麗花ちゃんだけが家に取り残されて、
二人は少ししんみりした雰囲気になった。
流石にまだ親がいないと不安だよなぁ……。

なにはともあれ、三人の生活が始まった。


――


「じゃあ、とりあえずメシ食おうか」

時刻はもうすぐ十二時のお昼時であるが、
俺は自炊ってものがからっきし苦手なのだ。
料理を作るだけならまだしも、片付けるという行為がなによりも面倒だ。
食った後は何もしたくない。

というわけで、二人を連れて外でメシを食う事にする。
ファミレスに着いて椅子に腰掛け、メニューを選ぶ。

「私ハンバーグ!」

「私もー!」

子供は本当にハンバーグが好きだな。まぁ自分も好きだけど。
店員に頼み、しばらくすると、ハンバーグプレート二つと
まぐろ丼がやってきた。適当に学校のこととか、最近の流行ってる遊びとか
そういったことを話しながら食べる。

すると、

「あ!麗花!ニンジンも食べなきゃダメじゃない!」

佑花ちゃんが眉を斜めにして麗花ちゃんを怒る。

「だってぇ。」

麗花ちゃんはニンジンが嫌いなようだ。

「だってじゃないでしょ!ちゃんと食べなさい!」

佑花ちゃんの叱り方を間ていると、
普段、姉がどんな風に二人を叱っているのかが分かる。
そういえば、俺も小さい頃は姉に下らないことでよく叱られてたっけ。

「うー、やだぁ……」

麗花ちゃんはニンジンを前にして、憂鬱な顔をする。
こういうのは無理やり食べさせようとしても嫌いなものは嫌いなんだよな。
自分も学校で嫌いなものを無理やり食べさせられたっけ。

「嫌いなら、食べなくていいよ」

麗花ちゃんに助け舟を出してやると、
佑花ちゃんは話が違うとばかりこっちを見て食い下がる。

「え?食べないとダメだよ、お母さん言ってたもん!」

「にーにと一緒の間はOKなの!」

こっちも有無を言わせない。

「ほら、にーにもいいって言ってるもん!」

麗花ちゃんもそれに乗って来る。

「あーあ、農家さんがせっかく作ったのに……」

「農家さんだって嫌いなものは食べないよー」

農家さんの実態など知らないが、もっともらしく擁護をつづけると、
しまいには佑花は頬を膨らませて黙り込んでしまった。
俺が麗花ちゃんに甘いのが気にくわないようだ。
佑花ちゃんの気持ちも分からなくはないが、責め続ければ治るというものでもない。

おもらしにしても食事にしても、麗花ちゃんは麗花ちゃんなりに、
自分の苦手なことに対してプレッシャーを感じているのだろうなぁ。

昼飯を食べ終わり、家に帰ってしばらく遊んでいると、
佑花ちゃんも麗花ちゃんもウトウトし始めた。
麗花ちゃんはおむつを履かせないと、布団を濡らしてしまう可能性もあるが、
ここはおねしょをさせてはならない。眠たがる麗花ちゃんを無理やり
トイレに連れていき、おしっこをさせる。

「おしっこ出ないよ~」

そんな事はないはずだ。
佑花ちゃんも麗花ちゃんも事前にしっかりと水分を摂らせておいたのだから。
パンツを脱いだ麗花ちゃんを便座に座らせると、麗花ちゃんは
目をしばしばさせながらも、おしっこを始めた。

「ん~」

≪じょぼっ……じょぼぼぼ……ちいいいいーー≫

一度出始めると、結構な勢いでおしっこが麗花ちゃんのスジの間から噴出する。

≪ちょろろろろ~~~……ちょろろ……ちょろ……≫

麗花ちゃんにパンツを履かせた後、二人を昼寝させるために俺は布団を敷いた。
すると程なくして二人ともぐっすりと昼寝を始めた。

そして俺もそれを見ているうちにウトウトし、その隣で眠ることにした。

――

一時間くらいうたた寝しただろうか。
体を伸ばしながら起きると、二人はまだ隣で眠っていた。
二人の寝顔を見ていると、あまりにも無防備なので、何かイタズラしたくなってきた。

そういえば、海外の迷信でこんなことを聞いたことがある。
寝ている人の指にお湯をかけると、尿意を催しておねしょをしてしまうらしい。

一度これを試して見たかったのだ。

都合のいいことに、佑花ちゃんは寝る前にトイレに行っていない。
しめしめである。そうと決まれば……と言うことでぬるま湯を用意して
コップに注ぎ込む。

そして、起こさないようにそっと佑花ちゃんの左手をコップにつける。

「ん〜!? お兄ちゃん……何してるの?」

速攻でバレた。


「あ……いや……」

さて……、どう誤魔化したものか。

「あーあ!イタズラ失敗かぁー!」

茶化すような口調でわざとらしく言う。

「せっかく佑花ちゃんがおねしょしたって言って、笑ってやろうと思ったのに!」

「もうー!なんでそんなことするの!」

「あはははは」

ほっぺを膨らませてプンスカと怒る佑花ちゃん。
すっかり目も覚めてしまったようで、この様子ではもう寝ないだろう。
がっくり肩を落とすしていると、佑花ちゃんが叫んだ。

「あー!麗花またおねしょしてる!」

そっちを見てみると背中を丸めて寝ている麗花ちゃんのお尻を中心に、
いつの間にか布団に大きなシミが出来ていた。

「あらら……」

折角、寝る前にトイレ連れて行ったのになぁ。
うまく行かないものである。

「こら!麗花!起きろー!」

佑花ちゃんがすぐさま麗花ちゃんを蹴り起こす。

「……ふぇ?」

麗花ちゃんは起き上がると寝ぼけ眼でこちらをみた。
しかし、まだ状況がよく分かっていないようだ。

「ふぇ?じゃなーい!麗花またおねしょして!ダメじゃない!」

「んんぅ~……」

麗花ちゃんは股を広げて、湿った股間を手でペタペタと触ると、
状況を把握したのかハッとしたあとに顔をくしゃくしゃにして

「うわあああ~ん」

と泣き始めた。

「はは、ほら麗花ちゃん、濡れちゃったから着替えよう?」

「ひっく……ひっく……ごめんなさい。」

「いいんだよ、謝らなくても」

スンスンと泣いている麗花ちゃんを抱き寄せて、
自分の膝に座らせ、頭をくしゃくしゃになでなでしてなだめる。

「もう、お兄ちゃんは佑花に甘いんだから!」

佑花ちゃんはぷくーっと頬を膨らませる。
ちょっとからかってやる事にした。

「ん?嫉妬してるの?佑花ちゃんも甘えたいの?」

「え?そ……そそ、そんなんじゃないもん!」

動揺する佑花ちゃん。

「いいんだよ?遠慮しなくて、ほらおいで」

そう言って手招きしたが、佑花ちゃんは声を張り上げて言った。

「いやだ!お兄ちゃんのスボン、麗花のおしっこで濡れてるもん!」

確かに、おねしょしたままの麗花ちゃんを膝に座らせていたので、
自分のジーンズも濡れていた。

「麗花ちゃんのおしっこは汚くないもん。」

これはフォローなどではなく本心だ。


「っ~~!」

追い打ちで当て付けたように麗花ちゃんに

「誰だっておねしょくらいするよねぇ」

と言う。すると、

「もう!お兄ちゃんのバカッ!」

佑花ちゃんは起こってどこかへ言ってしまった。
ちょっと調子に乗って麗花ちゃんの味方をし過ぎたか……。
まぁ、子供だししばらくすれば機嫌も治るでしょ……。

そう思っていたが、夕方になっても重たい空気は重たいままだった。
祐花ちゃんはもう、俺の顔も麗花ちゃんの顔も見たくないと言った感じだ。

流石にこれは良くない。
俺は麗花ちゃんに流行りのアニメを見せて、
その間にいじけている佑花ちゃんのフォローをする事にした。

「佑花ちゃーん」

「……」

声をかけるが、佑花ちゃんはむすっとして、こちらを見てくれない。
俺は黙って後ろから佑花ちゃんの背中を包み込むように抱きしめて言った。

「どうしたの?」

「……」

静寂に包まれ、隣の部屋から漏れ出るテレビアニメの音しか聞こえない。
しばらくすると、佑花ちゃんが唇を尖らせて言った。

「だって……」

今にも泣きそうな声で、見る見るうちに瞳に涙を溜めていった。

姉は佑花ちゃんには極力麗花ちゃんの面倒も見させようという節があるし、
きっと佑花ちゃんも佑花ちゃんなりに、お姉ちゃんなんだらしっかりしなくては、
麗花ちゃんの面倒をしっかり見なければ、という重圧を背負っているのだろう。
そして、その行動を安易に否定するようなことを俺は言ってしまった。
そう考えると、なんだか佑花ちゃんに申し訳ない気持ちになってきた。

「佑花ちゃんはお母さんから、お姉ちゃんなんだからきちんとしなさいって、
 いつも言われて来たんだよね。」

すると、佑花ちゃんは、手の甲でぐいぐいと涙を拭いて、
スンスンしながら、うなづいた。

俺は佑花ちゃんの頭を撫でながら、なるだけ優しい口調で続ける。

「でもさ、そんなに気張らなくていいんだよ。佑花ちゃんだってまだ小学三年生なんだし。ここにいる時くらい、麗花ちゃんの事は気にせず、甘えて欲しいな」

すると、佑花ちゃんはこちらを振り向き、
何も言わずに俺の胸に顔をすりつけて抱きついてきた。

「なんなら赤ちゃんになっても良いんだよ」

つい俺の下心が出てしまった。


そして、しばらく沈黙ののち、

「お兄ちゃんは赤ちゃんが好きなの?」

と祐花ちゃんは俺の顔をまじまじと見て言った。

「う……うん、好きだよ」

なんだか改めて聞かれると正直照れてしまう。

「ふーん……じゃあもし、祐花が赤ちゃんになったらどうする?」

「そりゃあ……ちょう可愛がる!」

そりゃあ……ちょう可愛がりますよ。ええ。

すると、祐花ちゃんは立ち上がって、くるっと振り向き、
後ろに手を組んで照れくさそうに、でれでれしながら言った。


「じゃあ祐花、お兄ちゃんの赤ちゃんになろっかなー?」

それを聞いた瞬間、
俺の頭上でドーンと花火が上がった。

かわいいいいいいい!!!
可愛い過ぎるうぅぅぅぅ!!!


「よし、じゃあ今日から佑花ちゃんは、にいにの赤ちゃんだ!」

「ほんと?」

「本当だとも!」

「きゃはは、やったあ!」

にっこりと笑顔になる佑花ちゃん。
ようやく佑花ちゃんらしい笑顔が見れて安心する。

「さ、赤ちゃん、おいで。抱っこしてあげるから!」

腕を広げて佑花ちゃんを迎えいれる。
佑花ちゃんはちょこんと俺の膝に座り、
小さくて可愛い腕を俺の胸に巻きつけた。

「……バブぅ。えへっ」

佑花ちゃんなりの赤ちゃんを演じる。
照れがあるようだけど、かわいいなぁ、
本当にかわいいなぁ。

こんな事されたら、我慢出来なくなってしまうじゃないか。
あれをお願いすることを俺は我慢出来なくなってしまう。
鼓動が高鳴る。くちびるが震える。
それを必死に抑えながら俺は言った。

「じゃあ赤ちゃん、おむつ穿こうか?」

「それはやだ。」

速攻で拒否された。

「佑花、麗花と違っておねしょしないもん」

佑花ちゃんは顔をプイッと背けた。
赤ちゃんになるんじゃなかったのかよぅ……。

完全に玉砕した……とほほ……。
がっくりしながらも佑花ちゃんの頭を撫で回した。


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